<衆議院選>共産党・志位和夫委員長の第一声【全文書き起こし】
第47回衆議院選挙(14日投開票)が2日に公示された。各党党首が各地で第一声を上げ、12日間にわたる選挙戦の火ぶたが切られた。 共産党の志位和夫委員長は東京都の新宿駅で第一声を上げた。
■全文書き起こし
------------------------------------------------------ 志位:皆さん、おはようございます。ご紹介いただきました、日本共産党の志位和夫でございます。日本の未来が懸かった歴史的総選挙が始まりました。私たちは政党を選ぶ比例代表選挙で日本共産党と書いていただく方を広げに広げ、全国で650万票以上を獲得し、必ず躍進を果たす決意であります。小選挙区でも全国295の選挙区で勝利のために全力を挙げて頑張り抜きます。日本共産党への絶大なご支持を心からお願いいたします。 皆さん、この2年間の安倍政権の政治はどうでしょうか。首相はこの道しかないと言っていますが、この道は危ないと思っている方が多いのではないでしょうか。安倍政権の2年間はあらゆる分野で国民の民意に背く暴走の2年間でした。しかし、審判のときがやってきました。主権者である国民が安倍政権に暴走ストップの審判を下し、政治を変える絶好のチャンスがやってまいりました。この総選挙で日本共産党は安倍政権と正面から対決し、どんな問題でも国民の立場に立った、抜本的対案を示し、国民との共同で政治を前に動かす、対決、対案、共同の姿勢を貫いて躍進を目指します。皆さん、日本共産党の躍進で安倍政権の暴走をストップ、そして国民の声が生きる新しい政治をご一緒につくろうではありませんか。 私たちは日本の政治の5つの転換を訴えてこの総選挙を戦います。第1の転換は消費税10%への増税を中止し、消費税に頼らない別の道に切り替えて財源をつくることです。昨日の日本記者クラブの党首討論会で私は首相に問いただしました。今の景気悪化は何よりも消費税8%を強行した結果であり、増税不況です。私が1月の国家質問で、こんな経済情勢の下で増税を強行すれば、深刻な不況の引き金を引くと警告し、中止を求めました。しかし安倍首相は、経済対策を合わせて実行すれば大丈夫だと答弁しました。しかし現実は私の警告のとおりになったではありませんか。私の言うことを聞いてれば良かったですね。