脱・ブラック校則!ビジネス視点の“校則改革”、保護者や企業も期待「画期的で素晴らしい」
「オフィスメイク」への知識を得るため、同校ではさまざまな“学びの機会”を準備。4月に行われた全校集会では生徒会がオフィスメイクに関するプレゼンテーションを実施。どのようなメイクが“正解”か“禁止”かは示さず、ラメ入りとマット系2種類のピンクのアイシャドウを提示し、どちらがビジネスシーンにあっているか周りの生徒を話し合うなどして、オフィスメイクでは自分たちで考えて行動することが大切なことを全校生徒に伝えたそう。 また5月には、名古屋外語・ホテル・ブライダル専門学校の講師たちによる、オフィスメイクの基礎知識を紹介する講座を開催。学びの機会を活用し、生徒たちは「失敗しない眉毛の整え方」や「適切なアイラインの長さ」、パーソナルカラーの知識を得ることで、肌なじみのいいファンデーションを選択することの大切など、オフィスメイクに関する知識を深めているよう。
また校内の図書室には、オフィスメイクを実践する際に参考となる「ビジネスメイクの新ルール」、「メイクの教科書」などの書籍を配置。生徒自らがオフィスメイクを学べる環境が整備されています。 オフィスメイクでの学校生活について、生徒たちからは「社会に出た時のマナーを高校生活でチャレンジできるチャンスなので挑戦したい」、「休日にしているメイクとの差を学べたので、自信をもって社会に出ることができると思った」など声が寄せられており、積極的にオフィスメイクにチャレンジしたいという男子生徒の姿もあるそう。
保護者や企業からも好反響を集めているという「オフィスメイクでの学校生活」。保護者たちからは、「初めは驚いたが、会計、マーケティングの知識やパソコンの操作方法を高校時代から学んでいるから、スムーズに社会で活躍できるのと同様、メイクもきちんと自分で考え学べる機会があるのは、今までと全く異なる発想であり、応援していきたい」など前向きな声が寄せられています。また企業からは、「画期的で素晴らしい取り組みである」と取り組み自体を評価する声も。 学校・生徒・保護者・同窓会・社会がスクラムを組み実現した、“ビジネスの視点”を踏まえた新たな学校生活のルール。生徒主体で考えたルールは“活きた学び”として、卒業後の社会人生活を支える知識となっていくのでしょう。