トランプ氏との対面会談模索 日米韓首脳も調整 尹大統領
【ソウル時事】韓国大統領府は12日、尹錫悦大統領が14~21日に南米を訪問すると発表した。 大統領府高官によると、尹氏は南米訪問を機に米国に立ち寄りトランプ次期大統領と初の対面会談を行いたい意向で、トランプ氏側と協議している。 尹氏はトランプ氏と7日に電話会談し「できるだけ早期に会う」と一致していた。韓国に在韓米軍駐留経費の負担増を迫る可能性などが指摘されるトランプ氏と来年1月の就任を前に信頼関係を築き、強固な米韓同盟を維持したい考えとみられる。 尹氏はペルーでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、ブラジルで20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席。これに合わせて日米韓首脳会談の開催も調整する。 日米韓は、2023年8月に首脳会談の定例化を決め、今年中の開催を目指していた。多国間協力の軽視が懸念されているトランプ次期政権の発足を念頭に、北朝鮮対応などで3カ国の連携を再確認する見通し。