来季フリーになるバイエルンSBの獲得を争い、レアルとバルセロナによる場外クラシコ勃発か?「スピードと圧倒する能力」
スペインの名門レアル・マドリードとバルセロナは、バイエルン・ミュンヘンに所属するカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスに関心を示しているようだ。スペインメディア『fichajes.net』は現地時間9日に、両クラブによる移籍市場での場外クラシコが発生する可能性について報じていた。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール! バイエルンに所属するDFデイヴィスは、来季クラブとの契約が満了する予定であり、フリー移籍で獲得できる可能性があることから多くのビッグクラブに注目されている。その中でも、マドリーとバルセロナは同選手獲得に本腰を入れているようだ。 同メディアはまずマドリーに関して、「カルロ・アンチェロッティ監督の下、特にフェルランド・メンディのような選手の将来が不安視されており左サイドの強化を目指している。デイヴィスは彼らのスキームに完璧にフィットし、サイドによりダイナミックで攻撃的なオプションを提供できるだろう。攻撃に参加して危険を生み出す彼の能力は、マドリードのプレースタイルにおいて非常に切望される資産である」と、獲得に感心を示している理由について伝えている。 一方で、バルセロナに関しても、「ハンジ・フリック監督の下で再建を続けるバルセロナも、彼を長期プロジェクトの重要なピースとみなしている。質の高いサイドバックで守備を強化する必要があることは明らかであり、カナダ代表選手はチームが最高レベルで戦うために必要な守備の堅固さとスピードを提供してくれる可能性がある」と、チームにとって最重要の補強ポジションであることを指摘していた。 特にバルセロナを率いるフリック監督は、バイエルンを指揮していた際にデイヴィスを抜擢した恩師でもある。そのため、これまでマドリーが本命と言われていたものの、同監督の影響でデイヴィスがバルセロナを選ぶ可能性もあるだろう。また、移籍金が発生せずフリーで獲得できる選手というのも、財政難に苦しむバルサにとっては魅力的なポイントだ。 果たして、ワールドクラスのカナダ代表DFは新天地にどのクラブを選ぶのだろうか。
フットボールチャンネル編集部