「隠岐」の極上“島時間”を保証してくれるマスト・ステイな宿とは?
とりわけ驚かされたのは、海士町産のブランド牛・隠岐牛のポテンシャル。脂がのりすぎず、ほどよく引き締まった食感で胃腸に優しいうえ、ワインや日本酒にもよく合う。さらには港直送の岩牡蠣をはじめ、カルデラの土地で育った地元産の米や野菜まで、食のレベルの高さはなかなかのものと実感。
■「隠岐プラザホテル」 空港近くで一泊するなら、リニューアルした老舗ホテルも選択肢に
「隠岐プラザホテル」は隠岐4島のうちで一番大きい隠岐の島町にあり、この地の玄関口にあたる隠岐世界ジオパーク空港より車で10分というロケーションが魅力。
創業は昭和46年と長く愛される老舗ですが、7月1日に客室やパブリックスペースをリニューアル。旅の出発点や、帰りの動線上に組み込むには好都合ですよ。
のんびりとした島時間が流れる、隠岐の旅を振り返り
前後編でお届けした隠岐のあれこれ、いかがでしたでしょうか? 思わず息をのむダイナミックな大自然に、彼女も喜ぶローカルフードの数々、ロマンティックな島時間を約束する宿。大人のオトコが求めるべき真のラグジュアリーが詰まった、まさに知られざるデスティネーション。
これから海開きを迎えビーチでの楽しみも加わるということで、この夏のホリデーの行き先にはおあつらえ向き。旅慣れた貴君も、パートナーも大満足の旅となること間違いなしですよ。
● 矢吹紘子(やぶき・ひろこ)
ライター、編集者、通訳案内士。Web LEONのほか『BRUTUS』『POPEYE』などライフスタイル誌を中心に記事を執筆・編集。ロンドン大学で修士課程修了後、プライベート通訳としても活動。京都を拠点に海外からのVIPゲストの旅のキュレーションやアテンドを行なっている。
文・写真/矢吹紘子