トヨタが最後の「スープラ」を発表! 世界300台限定の特別仕様車「A90 ファイナルエディション」が登場。【新車ニュース】
TOYOTA Gazoo Racingは11月28日、トヨタのスポーツカー「スープラ」3.0リッターモデルの一部改良と、特別仕様車「A90 ファイナルエディション」をグローバルで300台発売すると発表した。2019年に復活したばかりのスープラに、まさかの最終モデルのアナウンスだ。 【画像】これがスープラ最終モデルの姿だ!(全17枚)
現行スープラ、わずか6年で生産終了に
TOYOTA Gazoo Racingは11月28日、トヨタのスポーツカー「スープラ」3.0リッターモデルの一部改良と、特別仕様車「A90 ファイナルエディション」をグローバルで300台発売すると発表した。突然の最終モデルに驚いた人も多いだろう。 3.0リッターモデルの一部改良では、市街地からワインディング、サーキットまで存分にドライビングが楽しめるよう「さらなる一体感のある走り」を追求。安心・安全のためのブレーキ性能を向上させた上で、ボディ、サスペンション、シャシー剛性の向上およびチューニングの最適化、空力性能の改善を施したという。 ドライブトレインでは、新しいシャシーセッティングに伴い、アクティブディファレンシャルの制御を最適化。旋回中のアンダーステアを抑制し、ハンドリングを改善。 ブレーキではフロントに大径化したbrembo製ディスクブレーキを採用し、制動性能を強化した。さらにボディ・サスペンションでは、状況に応じて減衰力を調整する電子制御ダンパーの特性を見直し、合わせてフロントスタビライザーを強化。 また、アルミ強化品を採用した前後スタビライザーブラケット、強化ゴムブッシュを採用したフロントコントロールアーム、強化ゴムマウントを採用したリアサブフレームなどにより、サスペンションとボディの一体感が向上。ロードインフォメーションをより伝わりやすくし、正確なハンドリングを実現した。 さらに、リア床下ブレースの構造を強化することでボディ剛性を高め、EPS制御を最適化。これによりダイレクト感のあるステアリングフィールを実現し、コントロール性能がアップ。前後のキャンバー角を見直し、グリップを高めてコーナリング時の安定性を向上させている。 エクステリアでは、ホイールカラーにマットブラックを採用。ダックテールタイプのカーボンリアスポイラーと、フロントに追加したホイールアーチフラップによってフロントタイヤスパッツの高さを拡大し、接地性とハンドリング性能が向上した。 インテリアでは、ドライバーシートにGRロゴ刺繡を施したアルカンターラと本革のシート表皮を使用。シフトノブのリングおよびステッチ(6速MTのみ)、シートベルトに赤色を採用してスポーティさを強調している。 一部改良モデルは、日本、欧州、豪州などグローバルで順次導入予定で、2025年春以降に発売予定だ。