自民党どう立て直す?ネット戦略は「2×2」で!
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年11月22日に公開された動画のテーマは「衆院選自民党敗北 今後の巻き返しは?」 与党過半数割れと厳しい結果になった衆院選後、自由民主党の選挙対策委員長に就任した木原誠二衆院議員。衆院選の総括と今後の選挙戦略、とくにネットでのメッセージ戦略についての考えをお伺いしました。 【このトピックのポイント】 ・衆院選は厳しい結果だったが、踏みとどまれた自民党 立てしは ・政策にはトップダウンとボトムアップの両面が必要 ・ネット戦略は、党と候補者個人の「2×2」
厳しい中、底力を発揮できた衆院選 自民党の次の一手は
とても厳しい結果となった衆院選。自民党191議席という結果を、木原氏は「政治とカネにまつわる自民党の対処が、国民の皆さまに理解も支持もされなかった。私自身も、全体も厳しかった」と振り返ります。
木原誠二氏「ただ、当日の出口調査での議席予想だと、もっと悪かった。中には150というのもあった。最後の最後に勝ちきった人たちも結構いて、底力を発揮した面もあるかな。踏みとどまった」 選挙期間中に、2000万円の問題が報道されたことに関しては、「最後の3、4日は肌でわかるくらい空気が変わった」と表情を引き締めます。 支出自体は、支部に交付金を出し党勢拡大をすることであり、法律上も手続き上も問題はないが、理解がもらえなかったことは否めない、とコメントしました。
今後、どうやって自民党の立て直しをしていくのでしょうか。 木原氏は、今回の衆院選で小泉進次郎氏の辞任を受け、選対委員長代行から委員長に就任。「ようやく選対委員長代理に河野太郎氏についてもらうなどの人事が固まった。何をやりたいかは話し合って決めていきたい」と語ります。 木原氏「一番重要なのは、毎月のように重要な選挙があることです。ひとつひとつの選挙にしっかりと勝ち抜くことに注力しながら、その結果をしっかり分析し、次につなげるサイクルを回す必要がある」 また、今回の衆院選では、「政治とカネの問題以外にも、自民党から争点を明確に示せなかった面もある」と反省の弁を語ります。 木原氏「突然解散がある衆院選と違い、都議選、参院選は決まっているので、そこに向けて何を訴えていくか。選対委員長として関与しながら決めていきたいと思います」 「公約に特徴的なテーマを打ち出せていなかったのでは」と問いかけるMC鈴木邦和に対し、木原氏は、党の両院懇談会でも同様の意見があったと明かします。 木原氏「今回の選挙はこれというのが十分ではなかった。このことを次に活かして行きたいなあと思います」