【高校サッカー選手権】坂戸西が4-2で上尾鷹の台に逆転勝ち!浦和南の待つ決勝T2回戦へ
リードを広げた坂戸西はMF11郡司颯(3年)のスピードを武器にさらに攻め込むと73分、郡司のスルーパスで抜け出した途中出場のFW21嶋﨑颯(3年)がループシュートでダメ押しの4点目を決めた。 残り10分を切って3点のビハインドとなってしまった上尾鷹の台だったが、それでも選手たちは諦めなかった。先制ゴールを決めたキャプテンの中村が75分に意地の一発を決めると、最後までゴールを目指し続けた。しかし、これ以上スコアは動かず。坂戸西が4-2で上尾鷹の台に勝利した。 見事な逆転勝利を収めた坂戸西。キャプテンの山地は鋭い飛び出しや仕掛けからPKを2度獲得するなど攻撃陣をけん引。試合終盤にはボランチ、CBとチームの状況に合わせフル稼働した。その山地は「前半は自分たちのプレーがあまりできなかったですけど、失点した時にみんなで話し合って『練習した取りにやろう!』ともう一回やり直して、いい試合ができた」と試合を振り返り、吉田監督は「足りない部分はあるんですけど、うまく組み合わせられるように、みんなが特徴を出せるチームになった」と慌てずに試合をひっくり返せるように成長した選手たちを称えた。 インターハイでは県大会2回戦で武南相手に0-10の完敗。それだけに坂戸西イレブンは次戦を突破することがどれだけ難しいことかもわかっている。だからこそ、次の舞台に対して想いも強い。「浦和南を倒すためにずっと練習してきたので、しっかり結果を出したい」と山地は次戦に向け闘志を燃やした。 決勝トーナメント2回戦に進出した坂戸西は、10月20日に浦和南Gで浦和南と対戦する。 (文・写真=会田健司)