【少額投資】新NISAの費用を捻出できない…月1000円・3000円・5000円で積立投資シミュレーションした結果
2024年から新NISAが始まり、半年以上経過しました。これを良い機会として、投資を始めようか検討している方もいるのではないでしょうか。 ◆【写真3枚】新NISA「月1000円を積立投資」したシミュレーション結果。2枚目以降では「月3000円」「月5000円」の結果などを掲載。 若くてまだ収入が低い方は、新NISAで投資する費用を捻出できないかもしれません。 しかし、金融機関によっては最低100円から投資を行えます。 今回は、月1000円・3000円・5000円で積立投資するとどうなるのかを解説します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
「少額投資非課税制度」の略称であるNISA
NISAとは「少額投資非課税制度」の略称で、一定金額まで非課税で投資できる制度です。 通常の投資では運用益に対して20.315%の税金が課されますが、NISAで運用している場合は運用益に対して税金が課されません。 たとえば、株式を売却したときに100万円の利益を得られた場合、通常の投資であれば約20万円が税金として源泉徴収されます。 しかし、NISAを活用すれば100万円の利益をそのまま手元に残すことが可能です。 新NISAは効率よい資産形成を考える上で有効活用できる可能性を秘めた制度といえます。 次の章では、少額投資の積立シミュレーション結果について確認していきましょう。
少額でも積立投資をするとどうなるか
少額から積立投資を行えるNISAは、投資に捻出できるお金が少ない方でも利用できます。 以下で、少額で積立投資を行った際のシミュレーション結果を紹介します。 ●月1000円の場合 月1000円を積立投資したときのシミュレーション結果は、以下のとおりです。 〈3%で運用できた場合〉 ・運用期間10年:14万円(元本12万円、運用益2万円) ・運用期間20年:33万円(元本24万円、運用益9万円) 〈5%で運用できた場合〉 ・運用期間10年:16万円(元本12万円、運用益4万円) ・運用期間20年:41万円(元本24万円、運用益17万円) ●月3000円の場合 月3000円を積立投資したときのシミュレーション結果は、以下のとおりです。 〈3%で運用できた場合〉 ・運用期間10年:42万円(元本36万円、運用益6万円) ・運用期間20年:47万円(元本36万円、運用益11万円) 〈5%で運用できた場合〉 ・運用期間10年:98万円(元本72万円、運用益26万円) ・運用期間20年:123万円(元本72万円、運用益51万円) ●月5000円の場合 月5000円を積立投資したときのシミュレーション結果は、以下のとおりです。 〈3%で運用できた場合〉 ・運用期間10年:70万円(元本60万円、運用益10万円) ・運用期間20年:78万円(元本60万円、運用益18万円) 〈5%で運用できた場合〉 ・運用期間10年:164万円(元本120万円、運用益44万円) ・運用期間20年:206万円(元本120万円、運用益86万円) シミュレーション結果から、積立金額が多いほど、運用期間が長いほど期待できるリターンが増えることがわかります。 次の章では、柔軟な投資計画のポイントを確認していきましょう。