<22センバツ・日大三島>初戦は金光大阪と 主将「ベストな状態に」 大会3日目 /静岡
18日に阪神甲子園球場で開幕する第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで行われた。東海地区代表として出場する県勢の日大三島は、大会第3日(順調に大会が進めば20日)の第2試合(午前11時半プレーボール)で、金光大阪(大阪府)と初戦を戦う。【深野麟之介】 抽選会は、加藤大登主将(2年)が出場校全32校のうち31番目にくじを引いた。対戦相手となった金光大阪は、2021年秋の近畿大会で4強入り。準々決勝で近江(滋賀県)に6点差を逆転して勝利しており、加藤主将は「打力があるチーム」と警戒し、「冬場に鍛えた守備力は昨秋から向上したが、まだ全国レベルではない。センバツでベストの状態に持って行きたい」と意気込んだ。 チームの大黒柱である松永陽登(2年)は「対戦相手という明確な目標ができ、実感もわいた」。センバツでも「エース兼4番」としての活躍が期待される。「投球では、(コースを)厳しく投げ分けることが大事。打撃では、チャンスでの1本が勝敗を分ける」と気を引き締めた。 永田裕治監督(58)はチームの現状を「けがもなく、(新型コロナウイルスへの)感染もなく、順調にきている」と評価。初戦が大会第3日となったことで「甲子園(のほかの試合)を見る余裕がある」とし、「1番怖いのは『ミス』。そこは気をつけたい」と話した。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇金光大阪 好投手、堅守で近畿4強 1982年に「金光第一」として創設された私立校で、99年から現校名。センバツは13年ぶり3回目の出場となる。OBに中日で活躍した元プロ野球投手の吉見一起さん、阪神の陽川尚将選手などがいる。昨秋は激戦区の大阪府大会で準優勝すると、近畿大会は4強入りした。エース右腕の古川温生(はるき)投手(2年)は140キロ前後の速球とキレのあるスライダーが持ち味。捕手で4番の岸本紘一主将(2年)とともに、センバツ出場の原動力となった。近畿大会3試合でチーム失策はわずか「1」と、堅守も持ち味。 ……………………………………………………………………………………………………… <18人の登録メンバー> 背番号 氏名 新学年 1 松永陽登 3年 2 野田優磨 2年 3 池口奏 2年 4 相原礼音 2年 5 京井聖奈 3年 6 吉川京祐 3年 7 野口央雅 3年 8 寺﨑琉偉 2年 9 永野陽大 2年 ◎10 加藤大登 3年 11 島田誠也 3年 12 杉山憲一朗 2年 13 松本彪之介 2年 14 山口琉聖 3年 15 小川真旺 2年 16 佐野海翔 2年 17 河合瑞規 2年 18 松下夢我 2年 ※◎は主将