菅野智之の獲得を狙っているメジャーの「意外な球団」…大谷翔平、山本由伸との共演もあり得るワケ
絶大な人気を使って狙うのはスポンサー料
背景にあるのは“ジャパンマネー”だ。 「以前と比較して円安が進んだとはいえ本拠地のドジャースタジアムには日系企業の看板広告が目立つように設置されています。全世界に放映されるので億単位のお金が動いています。また大谷は個人スポンサーを日本航空(JAL)が支援していますが、チーム全体には全日空(ANA)がスポンサーに入っています。 普通は競合他社のスポンサードはハードルがあるのですが、球団からすれば儲かるのでOKしているのでしょう。菅野、佐々木の所属が決まれば来シーズンはもっと多くの企業がスポンサーを申し出ることになる。球団からすれば日本人選手はまさに打ち出の小槌といったところでしょう」(広告代理店関係者) ドジャースは他にも、興和、コーセー、木下グループなど、多くの日本企業と契約を結んでいる。今年5月には、機械部品メーカーのTHK(東京都)とパートナーシップ契約を結び、本拠地ドジャースタジアム内に広告を出すことを決めた。 菅野の加入によって、さらなるスポンサー契約が見込めると踏んでいるのかもしれない。メジャーで活躍を夢見る巨人のエースは、プレー以外で大金を稼いでくれる重要なピースとしても注目されているのだ。 どのような理由であれ大谷翔平、山本由伸と並び、2年連続ワールドシリーズ制覇に挑む姿を見てみたい。
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