【有馬記念】締めくくりの全頭診断! ドウデュース取り消しでどうする?/坂上明大の重賞血統査定
ダノンベルーガ
母コーステッドは16年BCジュベナイルフィリーズターフの2着馬で、本馬の半妹には秋華賞2着馬ボンドガールがいる良血馬です。母はLyphard、Danzig、Blushing Groomを併せ持った機動力型の配合形ですが、産駒には後躯の甘さが伝わっており、ハーツクライ産駒の本馬も中団待機からの末脚勝負が基本。父の産駒は先行策が本格化のサインですが…。 適性評価:★★★ 素質評価:★★★
ディープボンド
ディープインパクト系キズナ産駒ですが、血統表の印象以上に柔軟なストライド走法で走り、中速の持続力勝負には滅法強い中長距離馬です。7歳馬となりややピークを過ぎた印象はありますが、Lyphardの5×4譲りの機動力は有馬記念でも大きな強みとなっています。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★
ドウデュース=出走取り消し
母ダストアンドダイヤモンズはダート短距離の北米重賞勝ち馬で、父ハーツクライにスピードを強化した典型的な成功パターン。500キロ台の雄大な馬格を有しており、馬体が完成した現在は軽い馬場でLyphard的機動力を生かす競馬がベストでしょう。ハイペース戦になるとスタミナ面で不安がありますが、逃げ馬不在のメンバー構成なら今年も本馬の持ち味が存分に生かせそうです。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★★
ハヤヤッコ
母母シラユキヒメからつながる白毛一族。キングカメハメハ×クロフネの本馬はタフなマルチランナーで、芝とダートを問わず息の長い活躍を見せています。消耗戦に強く、ハイペースや道悪馬場ならチャンスがありそうです。 適性評価:★★★ 素質評価:★★