【みかさ】←わかる人は関西人!? 超定番和菓子の呼び方に「戸惑った」「通じなかった」の声…一体何のこと?
どら焼きの呼び方で出身地が分かる?
日本の伝統的な甘味である和菓子の中でも、超定番の「どら焼き」。おそらく食べたことがあるという人がほとんどではないでしょうか。最近、このどら焼きのある呼び方でその人の出身地が分かると話題に。一体どのような名前で呼ばれているのか、その由来も含めて詳しくご紹介します。 【1~10位】関東vs関西「同じ名前でも別もの」で驚く食べ物ランキングTOP10(画像11枚) ふわふわの生地にあんを挟んだ優しい甘さのどら焼きは、和菓子店はもちろんスーパーやコンビニでも販売されている人気和スイーツです。中身のあんは一般的な粒あんの他にも栗あんや抹茶あん、最近ではあんバターなどバリエーションが豊かなことも特徴。 このどら焼きですが、関西の特に奈良県では「三笠」や「三笠山」、「三笠焼き」と呼ばれています。その由来には諸説ありますが、奈良県にある三笠山(若草山の別名)の見た目がどら焼に似ているためという説が有力。 現在では三笠とどら焼きは同じものを指す名前として扱われることが多いのですが、元々は呼び方が細かく分類されていたという説もあります。例えば、「皮の片面焼きがどら焼き、両面焼きが三笠」や「あんが見えているのがどら焼き、2枚の生地が完全にくっついて中身が見えないのが三笠」など。 ネット上では「奈良に住んでいた子供の頃、お店の人にどら焼きくださいと言っても通じなかったよ」「関西の職場で三笠だと言って渡されたのがどら焼きにしか見えなくて戸惑った」などの声があがっていました。 また奈良県の菓子メーカーでは、山から名前をとっていることから「山のような大きさ」という意味で大判のものを「三笠」、一般的なサイズのものを「どら焼き」としているところも。大きなものだと直径20cmの三笠も売られています。 ちなみに、どら焼きがなぜ「どら焼き」と呼ばれるのかというと、「三笠」と同じで見た目が似ているものから名付けられているようです。漢字で書くと「銅鑼焼き」なのですが、船の出港の際などに鳴らす打楽器の銅鑼に形が似ているからという説が有力。他には、平安時代に武蔵坊弁慶が銅鑼の上で焼いた生地であんこを包んだお菓子を作ったという説もありました。 大人から子供まで食べやすい、定番和菓子どら焼き。もしも奈良県を訪れたら、山のような大きさの三笠を探してみてはいかがでしょうか。
LASISA編集部