50代からのヘッドスピードアップ! 柔軟性・筋力が衰えてもできる、飛ばしの腕や体の使い方を実際に試してみた
飛ばしはゴルファーにとって永遠の課題。年齢を重ね、体の柔軟性や筋力が落ちても取り入れることができる「ヘッドスピードアップのポイント」を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが試してみた。
体を回して打つための4つのポイント
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフってやっぱいくつになっても飛ばしたいじゃないですか。歳をとるごとにどんどん飛距離が落ちてくるというのが普通なのですが、なかには逆に飛距離を伸ばしたという人もいるようです。週刊ゴルフダイジェスト10/15号に「50代からのヘッドスピードアップ!」という記事がありました。なんでも、ここに紹介されているドリルなどで、55歳を過ぎてから70ヤードも飛距離を伸ばした人もいるらしいです。これはめちゃくちゃ気になるので、試してみることにしました。 やはり年齢を重ねてくると、体の柔軟性や筋力が落ちてきます。そうなってきた場合に絶対にやってほしい4つのポイントが記事に書かれていました。そのひとつ目が「スタンス狭め」。体の柔軟性がなくなると、スタンス広めで体をねじろうとしても回転ができません。スタンスを狭くして、体を捻ろうとせずに1軸で体全体を回すようにするといいそうです。
2つ目が「クローズスタンス」。クローズスタンスにして振ることで、インパクトの時に左に流れずカベができるので、パワーを余すことなくボールに伝えることができるそうです。
3つ目が「重心低め」。下半身の筋力が落ちてくると、どうしてもスウィング中に重心が上がってしまい、パワーが逃げてしまうそうです。なので初めから重心を下げておくということなんですね。 そして4つ目が「ヒールアップ」。テークバックで大きくかかとを上げることで、柔軟性がなくても体の回転が大きくなり、ヘッドの動く量も大きくなることで飛距離アップにつながるということです。 この4つのポイントを踏まえてボールを打ってみました。スタンスを狭めにして、右足を少しだけ後ろに引きクローズスタンスに構えます。そして重心を少し落としてからボールを打ちました。ヒールアップもなるべく意識して、体の回転で打ってみると、確かにクルリと体が回ってボールを捉えられる感覚があります。回転スピードも少し速くなっている気がしました。 ヘッドスピードはほんの少しだけ上がっている感じで、ボール初速も少し上がっているような気がします。その場で回転するイメージなので、ミートはしやすく感じました。ただ、僕の場合はヒールアップがイマイチ上手くできないんですよね。今までが全くヒールアップしていなかったので、タイミングがうまく取れないんです。ヒールアップすれば、きっともっと回転スピードが上がりそうな感じはあるのですが、上手く切り返せないので、ほんの少しだけかかとが浮いているかな~くらいで打ちました。慣れてくれば、少しずつかかとを上げる量を増やしていこうかと思います。