スマホ・イヤホンの掃除をする時にやりがちな4つのNG。知らず知らずのうちに、傷つけていたんだね…
私たちが使うさまざまなテクノロジー機器は、とても汚れています。 でも、私たちがその事実に気づくことはめったにありません。なぜなら、そうしたデバイスはもはや、私たちの体の延長になっているから。 ドアノブ、地下鉄の手すり、ジムのマシンなどを触れた手でスマートフォンを操作するだけでなく、睡眠時は枕のそばに置きますよね。つまり睡眠スペースに、日中に付着した細菌がいるわけです。 ヘッドフォンなんてとんでもない。バッグの底に突っ込まれたまま、あちこち動きまわり、耳に直に押しつけられるのですから。 それに気づいてからは、そうしたデバイスをもっと徹底的に、そして頻繁にクリーニングするようになりました。 ところが、私が学んだのは、「完璧に」まちがったクリーニングもありうるということ。 細菌や汚れに対する不安に掻き立てられ、高価なデバイスにうっかりダメージを与えてしまわないようにしましょう。そんなことをするくらいなら、細菌のほうがましです。 そんなわけで、今回はデバイスのクリーニング中にやりがちなNG行為と、それを避ける方法をまとめてみました。
1. 不適切な溶液を使う
デバイスのクリーニング用に選ぶ溶液は、デバイスの素材によります。 たとえば、私の場合、オーバーイヤー型のワイヤレスヘッドホンAirPods Maxをクリーニングするときには、イヤークッションとヘッドバンドのメッシュ部分には液体の洗濯用洗剤と水を混ぜた溶液を使います。 しかし、液晶などのパーツについては、同じ溶液を使うことは絶対にありません。 一般に、スマートフォンや電子書籍リーダーのようなものを扱うときには、刺激が強すぎる溶液でタッチスクリーンや表面を拭くのはやめておくほうがいいでしょう。 とはいえ、インターネット上に出まわっている世間の知恵では、イソプロピルアルコールが理想的とされています。 アンモニアや漂白剤は論外ですが、適切な濃度のアルコールなら、それよりはいいでしょう。イソプロピルアルコールを使う場合は、濃度90%よりも70%のものを選び、クリーニングクロスにつけてください。 アルコールは、絶対にデバイスに直接つけてはいけません。ヘッドフォンの硬い部分や、パソコン、Kindleを拭くときには、これを使っています。 強度のアルコールはスクリーンプロテクターなどをいためてしまうことがあるので、すばやく拭きます。何を使って拭くかって? では、次の「よくあるNG行為」でご紹介します。