箱根駅伝 花の2区では史上初の3人が区間記録更新の快挙 創価大・吉田響が日本人歴代最速の1時間5分43秒を記録
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・大手町-神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場=107.5キロ)各大学のエース格が集まる〝花の2区〟で史上初の快挙達成だ。東国大・イエゴン・ヴィンセントが2021年に記録した1時間5分49秒の区間記録を3人が更新した。1区で首位に立った中大と、鶴見中継所での段階で1分48秒離れていた東国大・リチャード・エティーリ(2年)が12人抜きの快走。区間記録を18秒更新する1時間5分31秒の大記録を樹立した。 同じく鶴見を17位でリレーした創価大・吉田響(4年)はエティーリを上回る驚異の13人抜きで1時間5分43秒を記録。東洋大・相沢晃が20年に樹立した日本人歴代最速記録を塗り替えた。 10位でタスキを受け取った青学大は、当日変更で前回大会区間賞の黒田朝日(3年)が登場。懸命な走りで、こちらも7人抜きの快走。1時間5分44秒を記録した。 エース区間で見事な走りを披露した吉田は「ヴィンセント選手の記録を塗り替えることができた。創価大の順位をしっかり押し上げて走ることができたので、今自分が出せる全ては発揮できた」と語り、黒田も「権太坂以降からしっかり上げていければなと思っていた。予定通り走れたのかなと思う」と振り返った。