「手作り弁当は安く済む」といわれていますが、コンビニで「おにぎりを2個」買うのとあまり変わらない気がします。栄養バランス的にはお弁当の方がよいのでしょうか?
節約のために、職場などにお弁当を作って持参している人もいるでしょう。しかし、手作り弁当は手間もかかるため「コンビニでおにぎりを買っても金額的にはそれほど変わらないのでは?」と考えることもあるかもしれません。 本記事では、手作り弁当にかける費用に関するアンケート結果をもとに、コンビニでおにぎりを2個買った場合にかかる費用との比較や、昼食をおにぎりのみで済ませることの問題点についてもご紹介します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
手作り弁当にかける費用は?
全国農業協同組合連合会(JA全農)が実施した「現代人のお弁当事情に関するアンケート」によると「お弁当を作るのにかける1食あたりの費用」について、以下のような結果が出ています。 ●200円~300円:29.2% ●100円~200円:18.9% ●値段はあまり気にしない:13.7% また、お弁当を「買う」のではなく「作る」理由については、6割以上の人が「出費を安く済ませられるから」と答えています。実際に同調査によれば、コンビニなどでテイクアウトする場合の1食分の費用は「300円~500円」が34.7%と最も多く、次いで「500円~600円」「600円~700円」と、手作り弁当にかける費用よりも高いことが分かります。
コンビニで買ったおにぎりを2個食べる場合の費用と問題点
手作り弁当の代わりにコンビニのおにぎりを2個買って食べる場合の費用を確認してみましょう。例えば、コンビニで157円と140円(ともに税込み)のおにぎりを1個ずつ購入した場合の費用は297円です。 費用としては手作り弁当1食に300円かけた場合と変わらないため「手間と時間をかけてお弁当を作るよりも、おにぎりを2個買って持っていった方がよい」と考える人もいるでしょう。 ただし、コンビニのおにぎりだけでは野菜がとれず、たんぱく質の量も少ない場合があり、栄養面での心配が出てくる可能性があります。
コンビニで昼食を購入する場合のポイント
コンビニで昼食を購入する際には、なるべく安く済ませられて、栄養面での心配も少なくなるよう考えましょう。 栄養バランスを考えてお弁当を買うという選択肢も考えられますが、コンビニに売っているお弁当でさまざまな具材が入ったものは、500円以上することが多いようです。そのため、手作り弁当と同じくらいの費用で済ませたいという人にとっては、難しいかもしれません。 例えば、おにぎりと一緒にサラダを食べるようにすれば、野菜を摂取できます。140円(税込み)のおにぎり1個と181円(税込み)のサラダなら321円で購入可能です。 そのほか、お惣菜のきんぴらごぼうやひじき煮なども100円台で購入できる場合があるため、おにぎりとあわせて購入するのもおすすめです。 おにぎりが2個ないと量が足りない場合は、家で簡単にできるサラダなどを作って持参するのもよいかもしれません。