人気の地クラブを石井が試打る!
TREND_06 人気の地クラブを石井が試打る! 古き良き顔でミート率1.5
YouTubeチャンネルの「試打ラボしだるTV」で多くのギアをインプレッションしている試打職人〞石井良介に、パーツブランドの注目ドライバーを試打してもらった。 TREND_05の記事はこちらから。
大手メーカーよりも個性がある
「試打ラボしだるTV」でおなじみの石井良介は、年間に数百本のゴルフクラブを試打しているが、そのほとんどは大手メーカーのクラブ。地クラブのドライバーについては、「あまり打ったことがないので楽しみです」と話してくれた。 今回は複数のゴルフ工房や中古ショップから調査した人気の地クラブドライバー8本を用意して、石井に打ってもらった。「全体的な印象としては、懐かしい顔(形状)をしていますね。ヘッド体積が460㎤のモデルでも投影面積が抑えられているので小さく見えます。印象としては2010年代の『ツアーステージ』や『タイトリスト』を彷彿させる古き良き時代の顔です。ベテランゴルファーは、最近の高慣性モーメント系の超大型ヘッドより構えやすいかもしれません」。 飛距離性能や打感に関しては次のように話す。「トラックマンで計測するとミート率が1。5近く出ていたので、大手メーカーの最新ドライバーにも決して負けてはいません。高慣性モーメント系ではないので、ミスヒットに強いというよりはボールを操る操作性の高さを感じました」。
BALDO GT2
<トップアマからの評価が高い> 競技ゴルファーやトップアマからの評価が高いバルド。『GT2』は460㎤のディープヘッド。「見た目以上につかまりが良くてドローが打ちやすい。顔、飛距離、寛容性のバランスが良い」(石井) 問い合わせ:エヴァンジェリスト ジャパンプロダクト (079-269-8572)。
Masda golf FBL
<7年振りの新ドライバー「グリップが良い」> マスダゴルフが新作ドライバーを発売するのは7年振り。「顔、形状が素晴らしいし、マスダのスリックフィットグリップは本当に握りやすい。グリップパーツも優秀です」(石井) 問い合わせ:マスダゴルフ (047-406-5140)。 続いて全体的な特徴について。「地クラブは大手メーカーより個性があります。その中で、最も大手メーカーのドライバーに近い印象だったのが『バルド』と『ロマロ』です。良い意味でクセがなくて完成度が高い。幅広いゴルファーにマッチすると思います。顔と打感が最も良かったのが『マスダゴルフ』。深みがあって締まった打球音は玄人好みで、様々なボールを打つイメージを出しやすい顔なので、アスリート好みの1本です。最もつかまりが良かったのは『ドゥーカス』です。慣性モーメントもやや大きめで、寛容性も高い。これはスライサーやアベレージゴルファーでも使えると思います。ヘッドスピードが遅くても飛ぶと思ったのが『カムイ』。フェースのたわみが大きいのでシニアゴルファーの飛距離アップには最適。楽に振って飛ばせるドライバーです」。