寒波の影響続く 大雪や寒さ注意 年末年始の帰省やUターンに交通影響も 1か月予報
日本海側は更なる積雪注意 太平洋側は乾燥・晴天
この先1か月は、冬型の気圧配置が強まりやすく、日本海側は平年に比べて、雪や雨の降る日が多いでしょう。一方、太平洋側は平年に比べて晴れる日が多い見込みです。 降水量は東日本の日本海側では平年より多く、北日本の日本海側では平年並みか平年よりも多いでしょう。なお、日本海側の降雪量は東日本、北日本で平年より多く、西日本の日本海側では平年並みか多い見込みです。 すでにこの12月は度重なる寒気の影響で、北陸や北日本の日本海側を中心に、平年を上回る降雪量となっています。この先も日本海側は雪や雨の日が続き、雪の多いところで更に積雪が増えるでしょう。なだれや落雪、除雪作業中の事故に注意が必要です。 日照時間は平年に比べて、東日本や西日本の太平洋側で多い見込みです。関東など太平洋側は晴れる日が多く、空気の乾燥が続くでしょう。東京都心はこの12月の降水量は0.5ミリから増えておらず、今日26日で20日間連続、乾燥注意報が発表されています。インフルエンザも流行期となっていますので、人混みに出る際はマスクを着用し、帰ったらうがいや手洗いを忘れずに行いましょう。
年末寒波に新春寒波 大雪や吹雪で交通に影響も
昨日25日にかけては、強い寒気が流れ込んだ影響で、北陸や東北の日本海側、関東の山沿いでは雪が降り続き、3日間の降雪量が1メートルに達した所もありました。明日27日から日本海側は広い範囲で雪が強まり、局地的に降り方が強まりそうです。 特に28日は、広島県、島根県、滋賀県、福井県、岐阜県、長野県、新潟県、群馬県では広く警報級の大雪となる恐れがあります。風も強まり、ふぶきで見通しが悪くなる所もあるでしょう。また、日本海側に限らず、西日本の太平洋側でも山沿いを中心に雪が降り、積雪となる可能性があります。 帰省ラッシュと大雪のタイミングが重なりますので、交通への影響に十分ご注意し、峠越えの車は必ず冬の装備を行ってください。 年明けにも新春寒波の影響を受けるため、初詣などお正月のお出かけや帰省のUターンは雪の影響にご注意ください。 【北日本】北海道・東北地方 【東日本】関東甲信・北陸・東海地方 【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部 【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方
日本気象協会 本社 石榑 亜紀子