日産、英国でEV生産拡充 3700億円投資、拠点化鮮明
【サンダーランド共同】日産自動車は24日、英中部サンダーランド工場で電気自動車(EV)の生産を拡充するため、新たに最大20億ポンド(約3700億円)となる投資計画を発表した。欧州連合(EU)離脱後は工場の先行きを危ぶむ声も一時上がったが、欧州を代表するEV生産拠点としての位置付けを鮮明にし、先行する米テスラや欧州メーカーに対抗する。 EV「リーフ」に加え、売れ筋のスポーツタイプ多目的車(SUV)「キャシュカイ」と小型SUV「ジューク」をEV化して量産する。工場の脱炭素化の取り組みも進める。2021年に発表した10億ポンドと合わせて最大30億ポンドの投資計画になる。