電気グルーヴ作品の出荷・配信停止に反対 発起人ら会見(全文1)6万4606人分の署名を提出
麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたピエール瀧被告が所属する音楽ユニット「電気グルーヴ」の作品の出荷・配信停止撤回を求めて、署名活動を行う社会学者の永田夏来氏らは15日午後、都内で記者会見を開いた。 【動画】電気グルーヴの音源・映像の出荷・配信停止に反対 発起人らが会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「電気グルーヴの音源・映像の出荷・配信停止に反対 発起人らが会見」の中継開始時間を基準にしております。 ◇ ◇
署名を呼びかけた意図
永田:皆さま、お運びいただきましてありがとうございます。発起人で社会学者の永田夏来と申します。こちらが。 かがり:発起人で音楽研究家の、かがりはるきともうします。 永田:私たちは本日、4月15日、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズへ電気グルーヴの音源、映像の出荷停止、在庫回収、配信停止を撤回するように求めた6万4606人分の署名を提出いたしました。まずはこの署名を呼び掛けた意図をご説明いたします。 2019年3月12日、火曜日の深夜にコカインを摂取したとして麻薬取締法違反の疑いでピエール瀧さんが逮捕されました。この件を受け、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズはすでに発表済みであった電気グルーヴの音源・映像の出荷停止、在庫回収、配信停止を翌日発表いたしました。このときのことをかがりさんからご説明お願いします。 かがり:この発表を聞いての第一印象は、これはいったいなんのための措置だろう、でした。以前より同様の容疑で著名人の方々が逮捕されまして、こうした自粛があるたびに、作品を封印する慣例はなんのためにあるのだ、と常々思っていました。そして今回、自分が好きでよく知っている電気グルーヴのピエール瀧さんが当事者になったことで、その違和感はより明確なものとなりました。 永田:それで私も以前から、そもそもこういった自粛ということに関して問題意識を持っておりました。これをきっかけに、日本の社会の在り方というのが変わっていくことにつながるといいなというふうに思いまして、今回、署名のほうの活動をさせていただいたということになります。こうして私、永田夏来と音楽研究のかがりはるきさんは、3月15日金曜日に署名のほうを開始いたしました。こちらがその結果です。 この活動は高い関心を集め、最初の1週間で6万人を達成しました。そのあと、4月10日の深夜0時までを区切りといたしまして、27日間で世界79カ国から6万4606人もの方々の賛同を得ています。本日その署名を株式会社ソニー・ミュージックレーベルズにて提出してまいりました。