電気グルーヴ作品の出荷・配信停止に反対 発起人ら会見(全文1)6万4606人分の署名を提出
今後の方針
かがり:私たちの要望は、出荷停止、在庫回収、配信停止の速やかな撤回です。これまでのように、配信やパッケージを通じて電気グルーヴの作品を自由に聞ける、買える状態に戻すことを求めます。と同時に、今回の回収の理由も明確にし、作品を管理する側としても社会的責任を果たしてほしいと考えています。 永田:私たちとしては6月1日をめどになんらかの回答を求めていきたいというふうに考えています。 かがり:私たちの主張は、電気グルーヴの作品だけ大目に見てほしいというものではありません。電気グルーヴの作品の回収を限りに、今回の件をきっかけに今後、自粛の在り方自体を見直してほしい、そう思っております。 永田:では続きまして、この活動に賛同していただいて本日同席していただいた皆さまをご紹介いたします。まず、ミュージシャンの巻上公一さんです。 巻上:巻上です。よろしくお願いします。 永田:お願いいたします。同じくミュージシャンのダースレイダーさんです。 ダースレイダー:よろしくお願いします。 永田:そして社会学者で首都大学東京教授の宮台真司さんです。 宮台:宮台です、よろしくお願いします。 永田:よろしくお願いいたします。発起人として勇気ある賛同に感謝するとともに、一言ずつお言葉をいただければと思っております。じゃあまず、巻上さんからお願いします。
巻上氏「もう少し温かみが必要なんじゃないか」
巻上:ミュージシャンの巻上公一です。署名したことがばれちゃったので先に言っときますけども、ミュージシャンがこういう場に来ること、あまり好きじゃないのは分かるんですけど、【規定 00:10:14】がなかったので僕がやってまいりました。いろんなレコード会社のしがらみとか、そういったものがあって来にくい人はたくさんいるわけですけども、あまりしがらみがないのでここに来ました。 で、やはりすごい違和感があるんですよね。特にここ最近になって、作品を回収する、何か事件があったら回収してしまうということが多くあると思うんですけども、そんなことがあっていいのだろうかというね。なんか奇妙な遵法精神が働き過ぎて、それも一般的にもそういうところがあって、もう少し人間としてのあったかみが必要なんじゃないかなと思うんですよね。音楽って、そういうところにフォーカスしてるわけで。作品は全然、薬物使用とかとはほぼ関係ない世界だと思ってるんですよ。作品って独立したものですから。関わったものに関しては、もう全て撤収するっていう考え方自体が、何かちょっと、【トウ** 00:11:30】自分では理解できないような違和感がある。 これはもうすぐにそういうことはやめていただいて、ピエールさんを助けるって気持ち。一緒に会社にいて仕事をして、その性格も分かってるはずなのに、なぜこのような冷たい反応ができるのかっていうのは、僕は謎なんですよね。一緒にどうやって乗り切るのか。どうやったら社会的な信用を回復できるのかっていうのを手助けするのが、僕は所属会社の使命だと思ってるんです。そういう意味で、今回の、今、行われている出荷停止であるとか在庫回収、配信停止、もうすぐにでもやめていただきたいと思います。 永田:ありがとうございます。では続いて、ダースレイダーさんにお願いします。