大阪府・松井知事定例会見11月10日(全文2完)小池さん気の毒やと思います
幼児教育と保育の無償化に、認可外も認めるべきという議論について
時事通信:すいません、あらためてなんですけど、幼児教育と保育の無償化の関係で、政府のほうが認可外施設を対象に含めない検討されてるというお話が出ていて、自民党ではやっぱり認可外保育施設も対象に含めるべきでないかっていうお話もされてるようなんですけれども、その辺りの議論をどのように捉えて。 松井:もうわれわれは考え方は、これは認可外だろうが認可だろうが、子供から見たら同じですよ。だからわれわれは子供たちの目線に立って、認可されてるところが無償で、無認可は有償っていうのは、これは子供たちにとっては非常に、まず子供に説明できませんよね。われわれはもう教育っていうものについては、これは認可なのか無認可なのかというのは役所が決めてるだけですから。子供たちのそういう教育費については、やっぱり無償という方向を目指すべきだと、こう思っています。 A:ほかに、ございませんか。
教育の無償化、自民党案では将来返す形にするという議論が出ていることについて
記者1:そこに関連してなんですけれども、いろいろ報道はあるんですけれども、教育の無償化に関して、政府や自民党の方針では将来的に返す形で給付しようか、そういう話も出てきているのですけれども、そういった線引きというのはどのように判断していくべきだと思われるでしょうか。 松井:いや、われわれ、僕らはもう大阪でやっているのでね。例えばじゃあ、高校の教育授業料は、これはもちろん所得制限あるけど実質無償ですよ。7割以上の方が完全無償で、950万までは一部負担で高校行けるわけです、私学。何度も言っているんですけど、なんでこれ大阪ができるのに他都道府県できないのか。だって東京はね、不交付団体でお金があるから、東京の方式はちょっと僕らとは違うけど、それでもほぼ無償まで予算積んでいるわけです。東京はお金があるからできると。大阪は、要は、交付団体ですから、交付でもらっている。 他の都道府県もみんな同じなんです。それでその中には基準財政需要額ということで、もうだいたい決まっているわけですよ。だいたい人口これだけの自治体、都道府県であれば、こういう形で1年間、予算こういう形でやりなさいよと、総額がね。で、他のところが、うちは金がないからできないと言っても、それはだいたいならされた形で1年間予算が編成されているわけですよ、人口当りで。何かちょっとそれ、考え方によってはできるんじゃないのと、僕はそう思っているんです。だって10年前まで一番財政厳しかった大阪府ができているのに。なんでほかができないのかね。 で、そういうことを積み上げていけば、そんな大きい金になりますかと。国が担当する部分。だって守口で0歳からやっているわけでしょう。守口も大変ですよ、あれもう、財政運営。でも事実できているわけなので。それでね、国会行くと金、金、金、金の話になるのかが、それがよく分からんわけですよ。 確かに大学はどこもできていない。大学っていうことを考える中でいけばね、3兆円ぐらい、われわれの維新としての考え方、3兆円ぐらい財源要るだろうなというふうには思っていますけど。その部分ぐらいは、今度は霞が関、国のさまざまなそういう関連の機関のことを考えれば、十分やれるんじゃないのと僕は思いますけどね。ただ高校まではね、そんな国の財布を大きく痛めることなく、事実できているわけですから、やれるんじゃないかなとこう思っています。 A:次のご質問。