正守護神不在で先発出場のチャンス到来…スペイン代表の第2GKダビド・ラヤ「僕は自分に自信がある」
スペイン代表のGKダビド・ラヤ(アーセナル/イングランド)が、巡ってきたチャンスを前に意気込みを語った。3日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。 先のEURO2024を優勝したスペイン代表は、今月から幕を開けるUEFAネーションズリーグ2024-25に欧州王者として臨む中、一抹の不安を抱えることに。絶対的守護神であるウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)の不在だ。ケガを押して出場したEUROを終えた後、7月下旬に右手首の手術を実施したサモラ賞受賞者は、復帰まで最大で5カ月を要する見込みと伝えられている。 それに伴い、今回の代表活動でゴールマウスを守ると予想されているのがダビド・ラヤで、セカンドGKとして臨んだEURO2024では、ターンオーバーしたグループB第3節アルバニア戦に出場していた。アピールのチャンスが巡ってきた同選手は、「『引き寄せの法則』という本を読んだ。つまるところ、とてもポジティブに、自分を信じるということ。そういう考えを持ち続ければ、必ず良い物事を引き寄せられる。僕は自分に自信があるんだ」と思想を交えつつ、「もし出番が巡ってくるなら、両方の試合に勝つために当然全力を尽くすつもり。でも、あまり先のことは考えず、まずは木曜日の試合だけに集中している」と語った。 また、EURO優勝後初の公式戦となるが、ラヤは「このチームには、勝つこと以外のメンタリティはない。僕たちが成し遂げてきたことはすでに過去のことで、今はネーションズリーグに集中しないとね。とても興奮しているし、もう一度優勝して、この国に新たな喜びを与えたいと思っている」と新たな戦いに向けた意気込みを述べている。 5日のセルビア戦、8日のスイス戦でラヤはどのようなパフォーマンスを見せるのだろうか。ポジティブに、それでいて目の前の試練を1つ1つクリアした先には、ウナイ・シモンの背中が見えてくるに違いない。
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