米メディアも大谷のWBC欠場を一斉に落胆報道。「皆が見たかったのに」
3月に開幕するWBCに日本ハムの大谷翔平が欠場することが正式に決まり、米国メディアは、一斉に報道。ファンや関係者が落胆していることを伝えた。 米CBSスポーツは「2017年のワールド・ベースボール・クラシックで、私たちみんなが見たかった大谷は出場しない」という見出しで報じた。 同記事は「日本ハムのピッチャー/バッターのショウヘイ・オオタニは、メジャーリーガー以外では、世界で最も優れた選手だった。メジャーに、すぐには来ないかもしれないが。アメリカのファンたちはWBCでようやくオオタニを近くで見る機会があると喜んでいたのだが、不幸なことにそれができなくなった」と伝えた。さらに「日本チームの小久保監督が、大谷は足首のケガのためにWBCの28人のロースターから外すと発表した。当初は大谷はWBCでは投手としては投げないものの打者として出場すると考えられていたが、どちらもしないことになった」と続けている。 CBSスポーツは、昨シーズンの大谷の記録とともに「パシフィックリーグのMVPを獲得。また自己記録を更新する103マイル(165キロ)の速球を投げている」と紹介した。 米野球専門誌ベースボール・アメリカは「大谷はWBCに出場しない」というストレートな見出し。 同誌は、大谷が右足首のケガでロースターから外れたと述べ、「当初、WBCに出場する意向だった22歳の右腕大谷はアリゾナでの日本ハムの練習に参加している。102マイル(164キロ)の速球を投げ、ルーチン的にホームランを打っており、これらが日本ではレジェンドの要素となっている選手だ。しかし、日本のパシフィックリーグのシーズンに備えるために、日本に残ることになった」と事実関係を伝えた また同誌も、大谷が今年のWBCで最も注目されていた選手であったことにも触れている。 「彼は、WBCに出場する国際選手としては、有望選手のトップと考えられていて、彼がメジャーリーグに来るときには田中将大の7年1億5500万ドル(約178億円)の契約を上回るとも見られている。新労使協定によって、大谷がそのような契約を結ぶことができるのは、彼が少なくとも25歳になっていなければいけない。それは、彼が米国の土を踏んで戦う機会を得るのに、少なくともあと数年後になることを意味している」と嘆き、「3月7日から東京ドームで戦う日本チームにとっても大きな打撃だ」と、侍ジャパンの戦力ダウンが、勝敗に影響することを付け加えた。