【あと6試合】連日“史上初”を塗り替え続ける大谷翔平…「こんなシーズンは初めて」元メジャーリーガー川﨑宗則が語る
日本時間2024年9月24日、今シーズン3回目の週間MVPを受賞したことが発表されたドジャースの大谷翔平選手(30)。 シーズン終盤、驚異的なペースでホームランを放つ大谷選手、そのスゴさの秘密に迫ります。 【写真10枚】連日“史上初”を塗り替え続ける大谷翔平…元メジャーリーガー川﨑宗則が語る 日本時間9月20日、衝撃の1試合3ホームランを打ち、前人未到の50-50を飛び越え51-51を達成した大谷選手。 大谷選手の活躍にMLB公式サイトが投稿した、大谷選手の特集記事には、「大谷の驚異的な11の記録と事実」というタイトルが。 ①1試合で3本塁打と複数回の盗塁を記録したMLB史上初の選手 ②1試合で5安打・複数本塁打・複数盗塁を記録したMLB史上初の選手 ③1試合で5本の長打・複数盗塁を記録したMLB史上初の選手 ④打点が公式記録となって以降1試合で10打点・6安打・5本の長打・3本塁打・2盗塁を記録したMLB史上初の選手 ⑤1試合で10打点を記録したドジャース史上初の選手 ⑥1試合で17塁打は1901年以降4位タイ ⑦ポストシーズンに出場したことがない現役選手の中で最多865試合に出場 ⑧51号弾はドジャースの1シーズン本塁打記録 ⑨1試合で本塁打・盗塁をマークしたのは今季13試合目→1986年の最多記録に並ぶ ⑩2020年記録以来 1試合で複数本塁打・複数盗塁はMLBで初 ⑪50盗塁を記録したシーズンにおいて51本塁打は史上最多 11個もの偉大な記録を達成した大谷選手を称賛するものでした。 さらに23日、ロッキーズ戦に出場した大谷選手は、9回裏1点を追う場面で打席に立つと…、観客も総立ちの第53号同点ホームランを放ち、チームメートにパフォーマンスで出迎えられました。
大谷選手の番記者が語る「15号HRにスゴさの秘密が…」
大谷選手を取材し続けている「Full-Count」編集部の小谷真弥記者は、シーズン前半に放った1本のホームランに彼のスゴさの答えがあるのではないかと指摘します。 それは6月のパイレーツ戦、160キロを超える速球を連発する“怪物”スキーンズ投手との対決。 160キロの直球を跳ね返した打球は、そのままバックスクリーンに飛び込み第15号ホームランとなりました。 「Full-Count」編集部 小谷真弥記者: やっぱり、それだけ振り負けない体作りというか、160キロもしっかり打ち返せるパワーっていうのをしっかり毎年毎年フィジカル強化してるというその成果の賜物だと思いますね。 また大谷選手の今年の記録更新には、気持ちの面でも大きな変化が影響しているといいます。 「Full-Count」編集部 小谷真弥記者: やっぱりドジャースという球団に入ったことで、シーズン終盤で地区優勝を争いをしているという…、本当に毎日モチベーションがすごく高い中でプレーできてると思うので、それも好調の理由の一つだと思います。 レギュラーシーズン終了まで、24日時点で残り6試合。 元メジャーリーガーの川﨑宗則氏は、この6試合で更に記録を伸ばすチャンスがあると語ります。 ――大谷選手の勢い、止まりませんね? 元メジャーリーガー 川﨑宗則氏: もうラストスパートと言ってもいいぐらいの前傾姿勢の加速。今まで大谷選手見てきて、こんなシーズンは初めてですね。 本当にワールドシリーズ行きたいと、自分は今年世界一になるためにドジャースに来たという意気込みが現れている9月の活躍です。 週間MVPにも輝いた大谷選手の打者成績は、ホームランは53でリーグ1位、盗塁は55でリーグ2位、打点も123でリーグ1位で、打率は3割を超えている状態に(日本時間24日時点) 更新が期待されているイチロー選手が持っている日本人シーズン最多盗塁までは、残り1個、ジャッジ選手が持つ両リーグホームラントップまでは、あと2本まできています。 またトリプルスリー(打率3割30本塁打30盗塁)を超えるだけでもスゴい記録ですが、大谷選手はホームラン数と盗塁数が30という数をを大きく超えている状態に。打率3割超えで日本人初のトリプルスリーなるか、期待が高まります。