中島玲「渡部選手は乗り越えないといけない壁」 勝って来年は鈴木千裕戦実現を目標に【KNOCK OUT】
KNOCK OUTの年末のビッグイベント「K.O CLIMAX 2024」(12月30日、神奈川・横浜武道館)のメインイベントで行われる「KNOCK OUT-BLACK ウェルター級王座決定トーナメント決勝戦」で渡部太基(TEAM TEPPEN)と対戦する中島玲(ハイブリッドアカデミー)が12月18日、都内で公開練習を行った。 10月の後楽園大会で行われた準決勝で、渡部は西川康平と対戦し先に2つのダウンを奪うも、西川の反撃に遭い自身も2度ダウンするというスリリングな展開から、3つ目のダウンを奪い1R終了まで残り1秒でKO勝ちを収めた。中島は漁鬼と対戦し、先制のダウンを奪われるも、すぐにダウンを奪い返し判定で逆転勝ちを収めた。 中島はこの日、1分間のサンドバッグ打ちを行った。蹴りを多めに披露したのだが、その後に行われた会見で中島は「キックボクシングなので、そろそろキックボクサーとして見せないとなと思っている」という考えから。その蹴りについては「バックボーンは極真空手なので、蹴りは空手系だと思う。キックボクシング時代はムエタイの練習もしていた。これから多彩な蹴りを見せていければ」、自信のある蹴りについては「右利きなんですが、パンチにしろ蹴りにしろ左も得意。左は全般的にいい蹴りが蹴れると思う」などと語った。 デビューして9カ月で4戦目にしてタイトル戦、そしてビッグマッチのメインイベントと、一見とんとん拍子に進んできたのだが本人は「最初から強い選手がずっと強いというよりも“最初にあんな負け方をしたのに、この選手、だんだん強くなっていくな”というところをみんなに見てもらいたい。順調と言えば順調ですが、一番は運を味方にしたなというのはありますし、あとはその運をつかむだけ」と冷静に振り返る。
またデビューからの3戦で一番成長した部分については「気持ちじゃないですかね。小手先の技術云々とかは、正直、技術なんて上の世界に行こうと思ったら持っていて当たり前。結局はそれにどこまでかけているか。この前の漁鬼選手との試合で、ダウンを取られてからの後の試合運びなんかも含めて気持ちを見せられた。試合内容は30点くらいなんですが、自分の中で成長を感じられた。そこが一番成長したところ」と精神面での成長を挙げた。 今回の試合についてはインタビューなどで「激闘にはならない」と言っているのだが「取りあえず3R以内には。延長にはならない。“お互いに頑張ったな”という試合ではなく“やっぱり中島玲はすごい”と思わせる試合を見せます」という考えから。 渡部は何度倒されても立ち上がり最後まで逆転を狙ってくる選手なのだが「勝ちたいという気持ちがないとそういう試合はできない。人生をかけて、なんなら“この試合で死んでもいい”という気持ちで戦ってくる選手に対して僕はリスペクトをもって殴り合えるし、立ち上がってくるならその都度倒してやればいいしと思っているし、最後は相手の意識を落として僕が王者になるのは頭の中で100回以上イメージトレーニングをしている」とこちらは何度でも倒してやるという姿勢。
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