西郷真央が2オーバー「74」と出遅れ “予選落ちしないルーキー”が2日目の巻き返しへ
◇米国女子◇ロッテ選手権 初日(6日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6536yd(パー72) 【画像】米ツアー参戦を見据える原英莉花 年間のポイントランキングで、ルーキーでトップの9位につける西郷真央は苦々しい表情でクラブハウスに戻ってきた。 午前7時29分にティオフした初日、スタート10番のティショットはフェアウェイを捕らえたが、2打目が手前ガードバンカーに捕まり、ボギーを喫した。「練習では風がフォローの時はかなりグリーンで跳ねていたので、ギリギリに落としたいって思っていた。昨日は雨の影響で軟らかくなっていたけど、今日はもう状態が戻っていると思ったら、実際は軟らかいままで」。グリーンを狙うショットに苦しんだ。17番は2度も池に捕まり、トリプルボギーをたたき、8ホールで5つもスコアを落とした。 前半18番でピン右4mを沈めてバーディを奪うと、後半3番でイーグルを奪取。残り約80ydの2打目をピン右奥から戻してカップインさせた。ショットインを「狙っていたわけではなかった」というが、何とかスコアを3つ戻してホールアウトした。
今季開幕から毎ショットの情報を細かくメモして、データを蓄積してきた。「自分の自覚していたところと、数値自体は一致している」。平均パット数はパーオンホールの1.79が26位、1ラウンドあたりの30.24が90位。「パッティングがもう少し向上してくれればショットの状態も納得のいく範囲じゃなくても、上位争いとか成績がもう少し良くなるはず」と課題は明確だ。 「今日はフラストレーションがあってパッティングに集中できなかったっていうのもある。まずは自分の持ち味であるショットの精度をもうちょっと上げていけたら」。ルーキーイヤーで26試合に出場し、22試合の予選通過数はツアー全体で1位。2日目は2オーバーからの巻き返しを図る。(ハワイ州エワビーチ/石井操)