「下着の話」はタブーなの?多くの親子が感じるブラジャーの不安 企業・学校が試みる『下着教育』とは
成長期の女の子は、初めてのブラジャーを付ける時期がやってきます。女性が人生の多くの時間を身に着けて過ごすブラジャー、その付け方や選び方について子どもは親にどう尋ね、親は子どもにどう伝えればよいのでしょうか。 【写真を見る】「下着の話」はタブーなの?多くの親子が感じるブラジャーの不安 企業・学校が試みる『下着教育』とは 家庭内外での『下着教育』の重要性を、企業や学校が伝えています。 (RKKデジタルメディア部:正木友依子) ■親も子も不安? 初めてのブラジャー 下着メーカー「ワコール」では、子どもや保護者が「体の成長と下着との関係」について学ぶ講座を出前教室やオンラインで実施しています。 ワコール社員で『ワコールの学ブラ講座』などの講師を務める上地朋子(うえち ともこ)さんの下には、子どもたちから「人に相談できない」「周りの子と比べて成長が早い・遅い」といった悩みが寄せられるといいます。 一方、保護者からは「どんなブラジャーを選べばいいのかわからない」「子どもがブラジャーを着けてくれない」といった相談が多いということです。 ワコール 上地朋子さん「講座ではまず『周りと比べる必要はない、人との違いはあって当たり前』ということからお話ししています」 ■成長期の「ブラジャーの選び方」とは 成長期のブラジャーの選び方について、上地さんに聞きました。 女性の体は初経前後の4年間で大きく変化するため、「三つのステップ」で考えてほしいと話します。 【成長期のブラジャー 三つのステップ】(引用:ワコール『MY BODY BOOK』) 【1】バストのトップや周辺がふくらみ始める(初経の1年以上前) →胸がチクチクして服から透けるのが気になったら、トップが二重になっているインナーを選ぶ 【2】バスト全体がふくらみ始める(初経を迎えるころ) →成長をサポートする、伸縮性のある素材を選ぶ 【3】大人のように丸く立体的にふくらむ(初経の1年以上後) →大人用のブラではなく、ジュニア用の圧迫が少ないブラを選ぶ また成長には個人差が大きく、バストのトップ(ふくらみの一番高い所)とアンダー(ふくらみのすぐ下)を定期的に測り、成長段階に合わせたブラジャーを選ぶことが大切です。