「下着の話」はタブーなの?多くの親子が感じるブラジャーの不安 企業・学校が試みる『下着教育』とは
子どもたちだけではなく父親も含めた周囲の大人にも知ってほしいと、『下着教育』の広がりに期待をしています。 「特にシングルファザーの方が娘と関わる場合、苦労すると思う。それが少しでも解消できれば良いですね」 ■「相談できない」「恥ずかしい」子どもたちにどう伝える? 「人に相談できない」と悩むこともある子どもたちに向けて、家庭ではどのように「初めてのブラジャー」について伝えればいいのでしょうか。 田島さんは「自分の経験を娘に伝える」ことを心がけていたと言います。 田島さん「自分の経験を元に『何かコリコリしたり、ちょっと触れたりしただけで痛たかったもんね』『もしかしたらブラジャーを付けるタイミングかも』と、自分をオープンにすることがコミュニケーションでは大事です」 一方、中学生たちからは「専門店に行くのは恥ずかしい」という声が上がっていました。 そうした中、ワコールの一部の店舗では販売員とマンツーマンではなくセルフで「3Dボディスキャナー」を使って計測できるサービス『SCANBE(スキャンビー)』も設けています。 また、ワコールでは高校生や成人女性に向けた講座も行い、学びの門戸を広げています。女性の心身を守るため、子どもだけでなく周囲の大人も正しい知識を持つ『下着教育』の試みが、広がりつつあります。 ========== 上地朋子さん ワコール コミュニケーションデザイン部 1999年入社。一男一女2児の母。 ワコールが保有する成長期のからだの変化やエイジング研究のデータをもとに下着の基礎知識や選び方など情報発信を担う。 ========== ========== 田島完佳さん SUNLEZAN(サンルレザン) 代表 女性用下着の販売を行う傍ら、2008年から下着のフィッテイングアドバイザーとして活動。10代から80代までの1500人以上の女性の体の悩みを聞く。 ==========
熊本放送