「Xiaomi 14T/14T Pro」開発の舞台裏 深化したライカとの協業、スマホの中身も強化して「ギアが2段上がった」
取材を終えて:“もう1社のライカスマホ”がある日本市場でどう存在感を示すか
シャープとのバッティングもあり、これまで日本市場でライカブランドを冠することができなかったXiaomiだが、Xiaomi 14 Ultra投入時にその問題も解決された。結果として、コストパフォーマンスに優れたXiaomi 14T/14T Proの魅力も大きく高まることになった。これまでは充電速度にフォーカスした訴求をしていたが、2024年はいよいよその本領を発揮できるようになったといえる。反響を見ると、大沼氏がコメントしていたように、Xiaomi 14 Ultraの余韻がある中での発表も正解だったことが分かる。 日本市場で順調に存在感を高めているXiaomiだが、取り扱いキャリアの拡大は今後の課題といえるかもしれない。規模を追い求めるのであれば、中国ブランドの製品発売に二の足を踏んでいるように見えるドコモの“攻略”も必須になる。また、本インタビュー後にシャープもフラグシップモデルの「AQUOS R9 pro」を発表し、Xiaomi 14 Ultraに真っ向から対抗してきた。“もう1社のライカスマホ”がある日本市場では、他国以上にユーザーへのアピールも必要になりそうだ。
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