得票数トップは王者レッドブルF1を打ち破った“パパイヤ”色のアイツ……読者が選ぶベストマシン2024
motorsport.comでは毎年、年末に読者投票企画を実施。今回は二輪・四輪に関わらず、2024年のモータースポーツシーンで輝きを放ったベストマシン部門から、特に得票数の多かったマシンをランキング方式で紹介していく。 【動画】角田裕毅が語る2025年のF1「クオリティをまだまだ上げていきたい」
5位:ポルシェ・963 LMDh
LMDh規格で開発されたポルシェ963は、2023年から世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラスとIMSAスポーツカー選手権GTPクラスに投入されてきた。 投入から2年目となった2024年には一気に花開き、ファクトリーチームであるポルシェ・ペンスキー・モータースポーツがWECとIMSA共にタイトルを獲得。これまでと同様にポルシェはカスタマー販売を積極的に行ない、プロトン・コンペティションやチームJOTA、JDCミラー・モータースポーツが963をWEC/IMSAで使用した。
4位:ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo2
ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo2は2022年に登場。後継車テメラリオGT3の2026年レースデビューに先駆けて、2015年から進化してきたウラカンGT3の究極系とも言える1台だ。 日本のスーパーGTでは、2023年シーズン途中からJLOCがウラカンGT3 Evo2を投入。88号車のドライバーを務める小暮卓史、元嶋佑弥組は最終戦で勝利を挙げると、2024年は終盤3戦で破竹の3連勝。65号車LEON PYRAMID AMG、2号車muta Racing GR86 GTといった並み居る強豪を打ち破り、タイトルを獲得した。
3位:ドゥカティ・デスモセディチGP24
4チーム体制のドゥカティは2024年もMotoGPを無慈悲なまでに席巻。2023年型も含め、全40レース中36勝という圧倒ぶりだった。もちろんマニュファクチャラーズタイトルを獲得し、ライダーズランキングではチャンピオンのホルヘ・マルティン(プラマック)から4位までがドゥカティ勢という結果となった。 ただ、2025年はドゥカティの体制にも変化が。タイトルを獲得したマルティンを筆頭にライダーの他陣営への移籍が相次ぎ、プラマックがヤマハのサテライトチーム入り。ドゥカティ勢は計6台となり、最新型ファクトリーバイクの供給数も3台に絞られる。 しかしマルク・マルケスがドゥカティのファクトリーチームに加入し、フランチェスコ・バニャイヤとコンビを組むこととなっている。強いドゥカティの時代はまだまだ続きそうだ。