コーチングを組織能力にする ~米国における社内コーチの発展
今回は、米国で発展しつつある「社内コーチ」についてご紹介しました。 記事内で紹介した2つの組織は、今では不可欠・不可逆的な組織能力を構築していますが、最初の一歩は、10年前のたった数名によるトライアル・プログラムへの参加でした(※7)。 きっかけは、簡単なものでよいのです。未来に向けた、1つの選択肢になれば幸いです。
【参考資料】 ※1:Global Leadership Forecast 2023 Report (DDI) ※2:Chartered Management Institute (CMI) ※3:The Society for Human Resource Management (SHRM) ※4:[調査対象:コーチ・エィのプログラム(DCD)に参加したリーダー 2,624人のSH 11,584人/ 調査内容:D-meter1回目・2回目/ 調査期間:2015年5月~2018年3月] コーチング研究所 2019年 ※5:Exploring the Use of Internal Coaches, 2022, Dusti R. Baldwin Dr. Michael Cherry, Ed.D., PCC 論文では、社内コーチを担う人自身の成長が指摘されています。 「 研究の結果によると、コーチはコーチング関係の終了時にもプラスの影響を受けており、コーチ自身のリーダーシップ開発、対人スキルの向上が見られ、それは個人的にだけでなく、組織的にも利益をもたらしていた。さらに、コーチはワークライフバランスの改善を報告していた」 ※6:Global coaching study 2023(ICF) ※7:COACH U社・プログラム [Core Essential Program]
栗本渉(コーチ・エィ)