JR予讃線、平日5日間に列車の一部運休へ…通常は夜間の保守作業「働き方改革」で日中に
JR四国は予讃線の八幡浜―宇和島駅間について、来年2月の平日5日間、保守作業を日中に行うため列車を運休すると発表した。働き方改革を進め、作業員の確保や、作業の効率化が目的といい、同社では初めての取り組みという。
発表によると、2月12、13、18~20日の午前9時頃~午後3時頃で、各日上下で特急「宇和海」計12本、普通計2本の運転を取りやめる。各日代行バスを上下計12本運行。詳細は各駅やホームページで周知する。
保守作業では敷石の交換や線路沿いにある樹木の伐採、分岐器の検査などを行っており、これまでは夜間や、昼間の列車の合間を縫って実施してきた。
だが、作業員は近年、大幅に減少。同社は不規則な勤務形態が採用難や離職にもつながっているとして、日中に集中的に行うことにした。明るい時間帯の作業で、ミスや転落といった事故も防ぎたいとしている。
同社によると、同様の理由での運休は近年、JR各社で行われているという。JR四国広報室は「お客様には不便をおかけするが、ご理解をお願いしたい」としている。