トヨタがTGMと組みSFで育成チームを新設! フェネストラズ、オサリバンらも加わり陣営は13台体制に|2025年TGR体制発表
12月15日、TOYOTA GAZOO Racingが2025年の国内モータースポーツにおける参戦体制を発表した。 【ランキング】坪井がタイトル獲得:スーパーフォーミュラ2024年ドライバーズランキング 特に大きな動きがあったのがスーパーフォーミュラ。ホンダエンジン搭載チームのラインアップから外れていたTGM Grand Prixが、トヨタ育成のTGR-DCの名を冠して『KDDI TGMGP TGR-DC』としてエントリーされている。 これは人材育成を目的とした新チームとのこと。トヨタが掲げる「モータースポーツ起点のもっといいクルマづくり」のためのエンジニアやメカニックの育成の場として、モリゾウ(トヨタの豊田章男会長)の企画監修のもとで立ち上がったという。監督兼チーム代表は片岡龍也、オペレーションはTOM'SでレーススタッフはTGMとのことだ。 ドライバーは小高一斗と平良響。カーナンバーはそれぞれ28と29だ。なお野中誠太も同チームのドライバーとしてラインアップされているがカーナンバー登録はなし。どうやらリザーブドライバーのようだ。 KONDO RACINGは山下健太が残留し、ウイリアムズ育成ドライバーでF2も走ったザック・オサリバンが小高が抜けた穴を埋める形で加入した。またTEAM IMPULはドライバーを一新し、初のフル参戦となる高星明誠とオリバー・ラスムッセンを迎えた。 VANTELIN TEAM TOM’Sは2024年チャンピオンの坪井翔がカーナンバー1をつけて残留。そのチームメイトは笹原右京に代わってサッシャ・フェネストラズとなった。フェネストラズにとっては3年ぶりの日本復帰となる。 Kids com Team KCMG、docomo business ROOKIE、SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGINGは前年通りのラインアップ。したがって笹原はスーパーフォーミュラのシートを失う形となった。 【スーパーフォーミュラ ドライバーラインアップ】 ■KONDO RACING 3. 山下健太 4. ザック・オサリバン ■Kids com Team KCMG 7. 小林可夢偉 8. 福住仁嶺 ■docomo business ROOKIE 14. 大嶋和也 ■TEAM IMPUL(チーム名は暫定) 19. 高星明誠 20. オリバー・ラスムッセン ■VANTELIN TEAM TOM’S 1. 坪井翔 37. サッシャ・フェネストラズ ■SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING 38. 阪口晴南 39. 大湯都史樹 ■KDDI TGMGP TGR-DC 28. 小高一斗 29. 平良響 リザーブ. 野中誠太
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