かんぽ生保問題 日本郵政社長らが辞任会見(全文1)足元を見ていなかった
かんぽ生命保険で顧客に不利益となる不適切販売が発覚した問題で、日本郵政グループは27日午後6時から都内で記者会見を開き、日本郵政の長門正貢社長、かんぽ生命の植平光彦社長、日本郵便の横山邦男社長の辞任を発表した。 【動画】かんぽ不適切販売問題 日本郵政グループ3社長が辞任会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは、「かんぽ不適切販売問題 日本郵政グループ3社長が辞任会見(2019年12月27日)」に対応しております。 ◇ ◇
2020年1月5日をもって退任
司会:それでは、ただ今より日本郵政グループ3社の記者会見を開始させていただきます。 長門:日本郵政の長門でございます。私ども日本郵政、日本郵便、および、かんぽ生命の3社は、本日、総務大臣および金融庁より保険業法等に基づく行政処分を受けました。このような自体を招いたことを深く反省しております。お客さまをはじめ、関係の皆さまに多大なご迷惑をお掛けしますこと、深くおわび申し上げます。 弊社グループの全役職員、今回の行政処分を厳粛に受け止めております。今後、二度とこのような事態を起こさぬよう、再発防止に向けて内部管理体制のよりいっそうの強化とコンプライアンスの徹底に取り組むとともに、1日でも早く皆さまからの信頼を取り戻せるよう、グループ一丸となって全力を尽くしてまいる所存です。 先週、12月18日の記者会見におきまして、私から、責任の取り方についてしかるべきタイミングで報告いたしますと申し上げました。その報告を本日、申し上げます。2020年1月5日をもちまして、日本郵政株式会社代表執行役社長・長門正貢、日本郵便株式会社執行役員社長・横山邦男、株式会社かんぽ生命保険代表執行役社長・植平光彦、日本郵政株式会社代表執行役上級副社長・鈴木康雄、日本郵便株式会社会長・高橋亨が退任いたします。 日本郵政、日本郵便、および、かんぽ生命の社長につきましては、先ほど各社の取締役会におきましてそれぞれ、東京大学公共政策大学院客員教授、増田寛也氏、日本郵政株式会社専務執行役、衣川和秀、株式会社かんぽ生命保険代表執行役副社長、千田哲也が1月6日付で就任することを決定いたしました。これに加えまして、3社の関係役員の報酬減額等を実施いたします。