「200万、まだですか?」夫のスマホに浮かび上がった「LINE」のメッセージ。50歳妻を震撼させた夫の「裏切り」とは
NTTドコモのモバイル社会研究所によると、スマホやケータイを所有する人のLINE利用率は全体の83.7%にも上るという(2023年調べ)。便利な連絡ツールとしてもはや手放せないという人も多いLINEだが、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、その危険性についてこう警鐘を鳴らす。 この記事の他の画像を見る 「LINEは連絡ツールであると同時に、拡散性にすぐれたSNSの一種でもあります。個人情報が簡単に漏洩されるリスクがあるのはもちろん、『誤爆』と呼ばれる送り間違いや盗み見などによって引き起こされる人間関係トラブルなども少なくありません。 使用にはリスクが伴うことを自覚し、もしも不安なことがあれば、早めに弁護士や警察などに相談しましょう」 今回はLINEから始まったトラブルを取材。「夫の秘密と本性をLINEのポップアップ通知で知った」という女性に驚くような話を聞いた。 「夫は商社勤務の会社員です。終業後はまっすぐ帰宅し、趣味は格闘技の観戦と、ゴルフをお付き合いで少しする程度。バレていないだけかもしれないけど、浮気の気配すら感じたこともないです」 こう話すのは50歳の専業主婦・中条知可子さん(仮名)。 「夫を一言で表すと几帳面。ほぼ毎日寄り道なしで帰宅しますし、よほどひどい天気じゃなければ、ウォーキングかジョギングを欠かしません。よく言えば勤勉で、悪く言えば面白みや隙のない人ですね」 燃えるような恋をしたこともなく、『結婚適齢期』という今では死語になった言葉に急かされ、24歳の時にお見合い結婚したという知可子さん。 「授かった一男一女も、すでに家を巣立ちました。アツアツの夫婦ではないですが、これからはやっと夫婦だけのゆったりとした時間を過ごせる、というタイミングで起きたのが『謎のLINE事件』です…」 ある日、リビングのソファに夫婦並んで座ってテレビを見ていたところ、コマーシャル中に夫がスマホを手に取った。 「夫の手元を横目でちらっと見たら、スマホで天気予報をチェックしていました。翌朝、お付き合いのゴルフがあるからだろうなと思いました。そのあと夫は、スマホをソファの上に置いてトイレに立ちました」 よくある日常のひとコマだった。しかしその瞬間、テレビの音だけが流れていたリビングに、LINEの新着メッセージの通知音が響き渡った。 「別に見てやろうという気があったわけではなく、ただ何となく通知音が鳴った夫のスマホに目をやったんです」 何気なく視線をやった夫のスマホには、LINEのポップアップ通知が浮かび上がっていた。