トヨタ「bZ4X」の“新化”をモデリスタが体現! 「新次元デザイン」採用のコンセプトカー「モデリスタコンセプトゼロ」を初公開!
「進化」から「新化」へ モデリスタ コンセプトゼロ初公開
トヨタカスタマイジング&ディベロップメントは2025年1月10日、幕張メッセで開幕した「東京オートサロン2025」にモデリスタブランドとして出展。 【画像】超カッコイイ! これが「モデリスタ コンセプトゼロ」コンセプトカーです!(20枚) ここではモデリスタが様々なスタイリングに進化/新化していくカタチを表現したモデリスタの目指すデザインの象徴「モデリスタ エンブリオ」。 さらにトヨタ「bZ4X」にモデリスタ エンブリオをベースに新化したデザインを盛り込んだ「モデリスタ コンセプトゼロ」を発表しました。
ブースでひと際注目を集めていた、モデリスタ エンブリオはモデリスタが目指すべき近未来のデザインを示唆するものです。 エンブリオとは「胚(胎児)」を意味し、デザインコンセプトは「GEOMETRICAL organic(幾何学的×有機的=近未来の造形)」となり、「今後のモデリスタに向けたスタートとなるモデル」「新たなモデリスタに生命が宿る」といった想いが込められています。 左右非対称となるモデリスタ エンブリオは、キレのある硬質な線や躍動的で流麗な線に。 さらには豊かなハリのある面や削ぎ落としたような周刻的な面など、様々な造形表現の融合によって構成されています。 また部分的に心臓の鼓動のように脈動する間接照明やライン発光などによって、生命感を表現するなどただのアート的な物体ではないものをとなっています。 実際にモデリスタ エンブリオを間近で見ると、角度によって多様な表情を楽しむことができ、デザインの力が人の心を揺さぶる可能性を探求しています。 モデリスタの担当者いわく「エンブリオは、短期間の間に2D、そして3Dの検討を行いました。また左右非対称ということで、よく見ると片方は切り落としたようになり、もう片方は盛り上がったようなど、場所により見え方が変わります。また触った印象も違うので、ぜひ会場では触って感じ欲しいです」と語ります。 そして、このモデリスタ エンブリオをベースに進化を遂げたのが、モデリスタ コンセプトゼロです。 このモデルは、トヨタのSUVタイプのBEV(電気自動車)「bZ4X」をベースにショーカーやコンセプトカーとは異なる、近未来の「BEV × カスタム」を模索するスタディモデルとして製作されました。 モデリスタ エンブリオと同様のデザインコンセプトを受け継ぎつつ、より具体的な形で近未来のスタイリングを表現。 幾何学的な直線形状と有機的な曲線が調和し、陰影のコントラストが見る者を魅了する洗練された外観が特徴です。 インテリアでは独自の発光技術を用い、居住性とスタイルの向上を両立しています。 モデリスタの担当者いわく「現在、ちょうどBEVへの転換期というところで、今後モデリスタがBEVでカスタマイズする時はどのようなデザインにするのがいいのか。という検討の中で1番表現しやすいクルマとして、トヨタ『bZ4X』を選ばせていただきました」と採用の理由を語ります。 さらには「従来のシャープヘッジなデザインから刷新を考え、おおらかな曲面使いを意識して、デザインを近未来的な上質さを持たせるようにシフトしていきたい」と語るなど、今後のモデリスタデザインにも落とし込んでいくことも視野に入れているようでした。 今回のモデリスタ エンブリオとモデリスタ コンセプトゼロは、どちらも今後のモデリスタの可能性を模索するもので、これまでのデザインフィロソフィー「Resonating Emotion ー響感の創造ー」を進化させる取り組みから生まれたものです。