岡山県管理 トンネル「標示板」も盗まれる 5本9枚 「橋名板」盗難受け調査
岡山県は27日、県管理のトンネル5本で、名称や完成年を記した金属製の「標示板」計9枚が盗まれたと発表した。被害額は約90万円に上り、県警への被害届提出を進めている。同じく金属製の名板を巡っては、県内各地の橋で「橋名板」の盗難が相次いで確認されている。 被害に遭ったのは倉敷、玉野市にまたがる「早瀧由加トンネル」の1枚と、いずれも新見市にある「阿福トンネル」「小原トンネル」「石原トンネル」「正田トンネル」の各2枚。9枚とも縦40センチ、横60センチの真ちゅう製で、四隅をボルトで固定していた。 県内ではこれまで岡山、瀬戸内など6市町で橋名板計142枚の盗難が判明。県はこれを受け、県管理のトンネル全87本や水門などを調査していた。 県道路整備課は「標示板はトンネルの維持管理を行う上で大切な情報で、盗難は遺憾だ。道路パトロールで今まで以上に注意するとともに防止策を進めていく」としている。