【大分】タクシー不足解消の一手に?別府市が新たな“ライドシェア”
大分朝日放送
年末年始のタクシー不足解消の一手となるのでしょうか。 12月から別府市で大分県内初となる新たなライドシェアが始まります。 別府市の定例会見で長野市長が発表しました。 別府市では、6月から路線バスの本数が少ないエリアをコミュニティバスのように運行する「湯けむりライドシェア」の実証実験が行われていますが、今回始まるのは別のカタチのライドシェアです。 (別府市 長野市長) 「限られたエリアで発着ができる。ポイントからポイントに行くかたちにようやくなる。 タクシーやバスがなくて帰れないから行かない人たち。そこクリアする」 一般のドライバーが客を車に乗せて運ぶ「ライドシェア」。深刻な運転手不足などを背景に全国で導入が広がっています。 今回の実証実験は12月中旬から始まり、タクシー不足による外出控えの解消が目的です。 運営の主体は市内のタクシー会社8社で、車両は使われていないタクシーを利用します。 アプリで乗車場所と目的地を指定し、配車を依頼する形です。 運行エリアは観光客が多い北浜の繁華街と、市の調査でタクシー不足が深刻であることが判明した上人ヶ浜や亀川を含む北部地区です。 実験期間は未定ですが、市は検証を行いながら市民の移動手段の利便性アップや地域経済の活性化に繋げたい考えです。