Jリーグ移籍の可能性も!? 今夏に無所属となった欧州日本人選手(2)屈辱の構想外…。苦しんだ元日本代表のベテラン
あと1ヶ月ほどで欧州リーグの2024/25シーズンが開幕するが、昨シーズン限りで所属クラブを契約満了に伴い退団し、新天地が見つかっていない選手もいる。今回は、欧州のクラブを退団して無所属の日本人選手をピックアップして紹介する(本文は7月8日時点でのもの)。
MF:原口元気(はらぐち・げんき) 生年月日:1991年5月9日 前所属:シュツットガルト(ドイツ) 23/24リーグ成績:2試合0得点0アシスト シュツットガルトは2023/24シーズンのブンデスリーガで、前シーズンの16位からバイエルン・ミュンヘンを上回る2位へと大躍進を遂げた。日本代表DF伊藤洋輝がその中心となった一方で、原口元気はほとんど試合に絡むことができなかった。 原口は2022/23シーズンの冬の移籍市場でウニオン・ベルリンからシュツットガルトへと活躍の場を求めた。若手選手が多いチームを支えるベテランとしての活躍を期待され、加入直後から8試合連続でスタメン出場するなどレギュラーに定着した。 しかし、2023年4月にブルーノ・ラッバディア監督が解任されてセバスティアン・ヘーネスが新監督に就任すると出場機会を大きく減らす。2023年4月から2024年5月までの1年弱の期間で先発の機会は一度しかなく、途中出場を含めてもブンデスリーガでは5試合しか出番を与えられなかった。 原口が怪我で長期離脱をしていた場合は話が変わってくるが、34試合でベンチ入りした中での5試合の出場であり、構想外だったことは明らかだった。特にチームが躍進を遂げた2023/24シーズンはわずか2試合の出場にとどまり、シーズン終了後に契約満了に伴いシュツットガルトを退団した。
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