ジャパンCを勝利し、声援にガッツポーズでこたえる武豊騎手＝東京競馬場で

【G1展望】有馬記念（22日・中山・芝2500メートル） 　この秋に天皇賞・秋、ジャパンCを連勝し、ファン投票で堂々の1位に支持された5歳馬ドウデュース。既に有馬記念がラストランと発表されているが、その前2走が上がり3F最速、しかも32秒台と地力に衰えは全くなく、むしろ強さが増している印象だ。コーナー6回のトリッキーなコースで行われる当レースも、昨年に完勝の実績。連覇を達成して引退の花道を飾る可能性は十分だろう。 　注目は未対戦の3歳勢がどこまで迫れるか。菊花賞馬アーバンシックはセントライト記念から連勝を飾って一気に本格化。その菊花賞では抜群のセンスも光り、後続を全く寄せ付けなかった。来年の古馬中、長距離戦線で主役になれる一頭であることに間違いはない。 　日本ダービー馬ダノンデサイルは菊花賞で6着に敗れたものの、ぶっつけ本番に加え、道中で位置取りを悪くしたのが痛かった。着差からも悲観する内容ではなく、コース実績のある中山で巻き返してきそう。 　3歳牝馬レガレイラの参戦も興味深い。エリザベス女王杯5着は直線でスムーズさを欠いたもの。牡馬相手のホープフルSを制しているように舞台は合う。 　他ではエリザベス女王杯で2つ目のG1タイトルを手にしたスタニングローズ、昨年の当レース2着馬スターズオンアースの年長牝馬勢も侮れず、大駆けがあれば荒れ馬場の宝塚記念を制したブローザホーンか。 【有馬記念登録馬】 アラタ アーバンシック カラテ ジャスティンパレス シャフリヤール シュトルーヴェ ショウナンラプンタ スタニングローズ スターズオンアース ダノンデサイル ダノンベルーガ ディープボンド ドウデュース ニシノレヴナント ハヤヤッコ プログノーシス ブローザホーン ベラジオオペラ ホウオウビスケッツ メイショウタバル レガレイラ ローシャムパーク