この冬一番の寒気 大雪だけでなく台風並みの暴風にも警戒を
低気圧が急速に発達して強い冬型の気圧配置となる影響で、7日から9日ごろにかけて広い範囲で大雪や暴風雪となるところがあるとして、国土交通省は6日、大雪に対する緊急発表を行った。同省は「大雪や暴風雪による立ち往生などに警戒が必要。不要不急の外出は控えて」と呼び掛けている。 気象庁によると、今回の寒気は年末年始に比べても強く、この冬一番となる見込み。7日は全国的に風が強まって、7日から8日にかけて、北日本~西日本の日本海側を中心に非常に強い風が吹くおそれがある。特に、東北地方の日本海側では、7日夜に風が非常に強くなる見込みで、雪を伴った台風並みの暴風が吹くおそれもある。 北日本~西日本の日本海側では平地も含めて、太平洋側では山地を中心に、それぞれ大雪となるところがある。さらに四国や九州の平地でも、積雪となるおそれがあるという。また、すでに積雪の深さが、北日本~西日本の多くの地点で平年の2倍以上となっており、特に東北地方では平年の3~4倍となっているところもあるため、さらなる降雪による屋根からの落雪、山地の雪崩などに注意が必要だという。 国土交通省は「冬タイヤを持たずに車で外出するのは、危険であると同時に、周りにも非常に大きな迷惑をかけることになる。不要不急の外出を控え、やむを得ず外出する時も時間的な余裕をもって行動してほしい」と話している。