<香港ショウ>ediscreation、進化したネットワークハブ&光絶縁ツールを発表
香港のネットワークオーディオブランド、ediscreation(エディスクリエイション)は、同社のネットワークハブとオプティカル絶縁ツールを進化させた「SILENT SWITCH OCXO II Ver EXTREME」「FIBER BOX III VER EXTREME」を発表した。 エディスクリエイションの主要製品群 「VER EXTREME」とあるように、音質をさらに進化させたモデルのようだが、そのポイントについて同社代表のエディソン・ウォン氏に伺うと、「いずれも内部配線やコンデンサーなどのグレードアップを図ったほか、底面も以前のアルミから銅にすることで、さらなるノイズの低減を図りました」と語ってくれた。 さらにいずれにもステンレス製のフットを新規開発し、装着している。3層に分かれており、回してみると非常にスムーズに回転する。非常に精度の高さを感じさせ、それによって振動を効果的に逃すことができるという。 このフットは「RIPPEL BASE」として単体販売も予定されており、既存の既存アイテムの足元交換に利用できるほか、いくつか径の異なるネジも同梱されており、他社製品でもうまく装着できれば交換できるようになっているそうだ。 またエディソン氏は、同社製品を活用した2つのグレードアップの提案も行っている。ひとつはハブとオプティカル絶縁ツールを専用のSynchronize clock Bus(クロック同期ケーブル)で繋ぐというもの。 クロック同期といっても外部クロックに対して同期するのではなく、あくまでハブと絶縁ツールをつなぐという考え方だ。ケーブルは見たところXLRケーブルのように思われる。エディソンさんによると、ハブと絶縁ツールの動作を「同期させる」ことで、さらなる音質改善が見込めるのだという。 もうひとつは「ハブ2台使い」。ルーターから繋いだ1台目のハブにはテレビやNASなど(おそらく非オーディオ機器を意味していると思われる)を繋ぎ、そこから下流にもう1台ハブを用意して、ネットワークプレーヤーやサーバーなどを繋ぐという考え方だ。それによってさらなるノイズの低減が見込めるのだという。 エディソン氏は「このネットワークオーディオの世界に取り組んで10年以上経ちますが、まだまだ音質改善のためにやれることがあると信じています」と力強く語ってくれた。
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈