オーバーツーリズム問題続出 秋の京都に外国人観光客殺到…歴史ある寺でトラブルも
番組が秋の京都を取材すると、以前とは大きく変化した町の様子が見えてきました。 【画像】外国人観光客のスーツケースが通路をふさいでしまう…京都市バスの車内
■豚カフェ&ハンコ店が人気
間もなく秋の観光シーズンを迎える京都。街はすでに多くの外国人観光客であふれています。彼らの姿は“国内の観光客にはあまりなじみのない”所にもあります。 イギリスからの観光客 「とてもリラックスできます。ブタもリラックスしているから」 京都市中心部にある“ブタカフェ”。イヌカフェなどと同じく、ブタと触れ合いながらゆったりと過ごすことができる施設です。 客全体の8割ほどが外国人観光客だといいます。 イギリスからの観光客 「インターネットの『日本に来たらするべきことトップ10』というサイトで、ここが紹介されていたんです。イギリスにはこんなお店はありませんし、とてもユニークな体験だと思います。So cute!カワイイ!!」 外国人観光客はこんな店にも関心を持つようです。 ドイツからの観光客 マリアンネさん 「こんにちは~私の名前はマリアンネです。“ハンコ”はありますか?」 京都市のオフィス街にあるハンコ店「岡崎印房」では、外国人観光客の名前をひらがなや漢字に当てて作るサービスが人気を集めています。 マリアンネさん 「私はこの漢字がとても気に入りました!この漢字はどういう意味ですか?」 翻訳ツールなどを使いながら、丁寧に訪日客の思いを汲み取ります。 マリアンネさん 「タノシイデス!」 ドイツで日本の哲学を教えているというマリアンネさん。なぜ日本のハンコが欲しかったのでしょうか。 マリアンネさん 「私はドイツで日本の哲学“生きがい”について教えているんですが、授業の最後、出席者に出席証明をするためのサインを日本のハンコでしたいと思ったんです。日本のハンコはとっても美しいので!」 なかには、1つ1万円以上するハンコを買う外国人観光客もいるそうです。国内では“脱ハンコ”の動きが進むなか、こうした外国人観光客の存在は貴重だと話します。 岡崎印房 岡崎光司さん 「うちのこういう商売としては(インバウンドは)ありがたいですよね」