草野仁『世界ふしぎ発見』は「38年事故なく続けられた」 黒柳徹子も共感「素晴らしい日々でした」
『世界ふしぎ発見!3時間スペシャル』収録後の囲み取材
草野仁アナウンサーが26日、都内で行われたTBS系歴史クイズ番組『世界ふしぎ発見!3時間スペシャル』(11月9日午後7時)の収録後の囲み取材に応じた。 【写真】L字型で読めば「38年ありがとう今後は…」 『世界ふしぎ発見!』最終回を知らせる毎日新聞テレビ欄 同番組は「世界へ行こう、世界を知ろう」をテーマに世界のあらゆる不思議を、クイズとトークで解き明かしてきた歴史と遊ぶクイズ番組。今春、38年におよぶレギュラー放送の最終回を迎えたばかり。スペシャル番組として約8か月ぶりにカムバックを果たす。 同番組でクイズマスターを務める草野は、約38年に渡る放送を振り返って「この番組が素晴らしかったと思いますのは、38年間、チームが一体となって、決してチームワークが乱れることなく、やり続けてくることができたというところにあると思います」と言い、「その証明の1つとして、38年間、いろんな各地で取材しましたけど、1度も、事故とかそういうことに巻き込まれることなく、本当に心配なく、皆で力を合わせることができたのが最高だったと思っています」とほほ笑んだ。 黒柳徹子は「同じですね」とうなずき、「こんなに心がそろった番組も少ないと思います。草野さんはNHKのアナウンサーでいらっしゃった。私もNHK。それは関係ないんですけど(笑)、皆の気持ちがそろって、いつも楽しく、ワイワイ『今日は世界ふしぎ発見だぞ』とうれしい気持ちで家を出るという、そういう素晴らしい日々でした」と述懐。 野々村は「38年間やってきて、レギュラー回終わりまして8か月たちましたけど、ずっと慣れ親しんでやってきましたけど、8か月たつと、また新たな番組をスタートさせるくらいのドキドキ感が家を出る前からありました。こっちに来たとき『どうなるかな?』という気持ちだったけど、スタッフの皆さん、草野さん、黒柳さん、岡田さん、皆さんの顔を見たら同窓会のような気持ちで、すんなりといつもの『世界ふしぎ発見』の気持ちになって楽しく番組ができました」と語り、「これが38年間やってきた『世界ふしぎ発見』のすごさだなと今回また改めて感じました。これからまた続くと思いますので、レギュラー回にまた戻ることを祈って、頑張っていきたいと思います」と願いを口に。 草野は8か月ぶりの収録について「長く続いていたものが終わると、当然、なんとなく気が抜けたような感じになるんですけど、必ずこういう特番みたいな形で、なんとかして皆でがんばって続けていきたいというお話も聞いていました。それに備えて、ちゃんと、きちんと、不倫をしたり、そういうことがないように(笑)」と身を清めていたことを冗談まじりで明かした。 黒柳も「特別ですね。私も芸能界70年くらいやってますけど、その中でも、心に残る大好きな番組です」と笑顔を見せた。 ますだおかだの岡田圭右は「僕はこの番組のゲストという形でよく呼ばれるというスタンス。改めて今のテレビを考えると、やっぱりこの『世界ふしぎ発見』がテレビの一番の理想だと思っています。親が見ていて、子どもが見ていて、家族で見ていて、それでまた子どもが大きくなって、子どもの子どもが見てて……という、本当に昭和な、昔からのテレビの理想を、『世界ふしぎ発見』は今もなお続けている。テレビは昨今いろいろ言われていますけど、『世界ふしぎ発見』だけはなくしたらあかんな、と思っています」と熱弁。すると黒柳が「フフフ、えらい」と褒めたたえた。 囲み取材には、他にもMCの石井亮次アナウンサー、クイズ回答者として菅野美穂、デーモン閣下、西川貴教、カズレーザー、影山優佳も出席した。 今回のスペシャルでは、同番組が長年追い続けてきた「ツタンカーメン王と死の真相」を巡り、新たに大量の未開封ミイラが発掘された。今まで発見されていない「ツタンカーメンの王妃」の墓の可能性もあるとして、ミイラの開封作業に独占密着した模様などが放送される。
ENCOUNT編集部