「虹クロ」出演のダイシュンが10代に伝えたいメッセージ「悩むことは強さになる」
NHK Eテレで1月7日に放送する「虹クロ」(毎月第1火曜午後8:00)に、日本初となる男性同士の恋愛リアリティー番組「ボーイフレンド」でカップルとなったダイシュンこと中井大さんと中西瞬さんがゲスト出演します。 「虹クロ」は、自身の性に揺らいだり、自分らしくありたい10代、LGBTQ+の人を応援したい10代たちが、さまざまな分野で活躍するLGBTQ+のメンター(先輩)たちと、セクシュアリティーやジェンダー、多様性について、本音で語り合う番組。 収録を終えたダイシュンのお二人に収録の感想や10代の皆さんに伝えたいことなどを伺いました。
――まずは、オファーを受けた理由を教えてください。 ダイ 「僕が10代の頃、相談できる人がいなくて、相談する人を探し当てるアンテナすらまだ出来上がってないような時だった記憶がすごく強くて。この番組が若年層の同性愛者の人々を対象にしていると聞いて、自分があの時欲しかった、聞きたかったものだったと思い、絶対に出たいと言いました」 シュン 「僕はお悩み相談のようなことを公の場でしたことがなかったので、楽しそうだなと思いました」 ――実際に収録に入られていかがでしたか。 シュン 「その人の立場になってちゃんと悩みを考えるって難しいなと思いました。自分の価値観でしか答えられないから」 ダイ 「助けになるというよりは、僕らの言葉や考え方を伝えることで、彼らの視野が広がって、『こんな選択肢がいっぱいあったんだ』と心が軽くなるきっかけになっていたら、すごくうれしいね」 ――好きな人を振り向かせたいというお悩み相談がありましたね。 シュン 「僕も16、7歳で同じようなことがあったので、好きな人に振り向いてほしい時期なんだろうな、分かるなと思って悩みを聞いていました。ダイはちゃんと分かりやすいように話してくれるからいいよね。『それ、僕が言いたかったことだよ』と思ったもん」 ダイ 「僕は言葉選びに時間がかかって、実は1番言いたかったことが言えないことがあるんです。今回も伝えたい思いはあるけど、空回りして、言葉ばかり並べて1番言いたかったことを忘れるタイミングがあったんです。その時にシュンが補足して言ってくれたからよかったと。今のようなインタビューの時もそうなんですよ。シュンがうまく言えなかったことを僕が補えることもあるし、僕が言えなかったことをシュンがポロッと言ってくれて。シュンはシンプルでメッセージ性の高い言葉を無意識に言えるんですよね」