思文閣銀座で德山拓一のキュレーション展「形が影に従い、音が響に応じる」が開催へ
思文閣銀座の展覧会シリーズ「Ginza Curator's Room」の第9回として、德山拓一によるキュレーション展「形が影に従い、音が響に応じる」が開催される。会期は9月2日~14日。 德山は、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAを経て、2016年4月より森美術館アソシエイト・キュレーターを務めている。森美術館 における直近の担当展覧会には、「六本木クロッシング2019:つないでみる」(2019)、「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」(2022)、「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」(2024)など。東北芸術工科大学客員教授。 本展では、アーティスト・磯谷博史によって思文閣の所蔵品のなかから、大正、昭和にかけて描かれた日本画と、戦後に生まれた前衛陶芸集団である走泥社の作品を、「素材」や「道具」として用いて制作した新しい作品シリーズを紹介。明治から戦後の変革期に先代らが挑んだ表現を、題材・再解釈からさらに踏み込み、ある種暴力的な介入とも言える手法を採用する磯谷の試みに注目してほしい。