「愚痴は無駄だ」と言う人へ伝えたい“人生が変わる真実” 毎晩くり返される妻の愚痴、生産性を落としかねない社内の愚痴ぶにうんざりも、対応の仕方次第
それは、とても目立たない、一見すると見逃してしまいそうな特徴でした。 「ニコニコ話を聴きながら、それでもブレずに目標に向かう人」 これがその特徴です。 会議で反抗的な人がいても、ニコニコ話を聞きます。そして、「よくわかりました。それでは、どうしたら目標に届くでしょうか?」とブレずに目標に向かいます。 決して戦うわけでもなく、相手を否定し返すでもなく、ニコニコと話を聞いて、目標に向かう。サボる人がいても、ニコニコとサボりたくなる気持ちには共感しつつ、それでもブレずに、どうやったら目標に到達するかを話し合います。愚痴る人がいても、ニコニコ話を聞き、じゃあどうしましょうか、とブレずに目標に向かいます。
この人がいるだけで、腐ったリンゴたちは、組織の生産性を落とすことができないのだそうです。 私はこの話を聞いて、衝撃を受けました。 言われてみれば、確かにそういう人はときどきいて、その人がいると、ギスギスした組織が1つにまとまっていくような印象を受けていました。そして、当時の私自身は、腐ったリンゴが組織にいると、なかなかうまくいかないため、どうしたらいいのか、頭を悩ませていました。 解決策が見えて、希望の光を見た気がしました。
■デキる人こそ取り組むべき、愚痴への対象法 再び、話を家庭のケースに戻しましょう。 つまり、奥様の愚痴の最強の対処法は、ニコニコ話を聞き、それでもブレずに目標に向かうことです。 奥さんが子供が通う小学校での問題をぐちぐちと話すようなら、ニコニコと話を聞きます。そのうえで、目標に立ち返ります。 子どもが小学校に通うのは、どういう目標なのか。ちゃんと勉強し、学力と社会性を身につけ、幸せに生きる力を身につけることならば、今の問題が、その目標から遠ざかっているのか、目標が達せられない大きな問題なのか確認をします。
そこまで大きな問題ではない、ということになるはずです。これを、ニコニコしながら確認できれば、最強です。 愚痴る人は、きっと不安なのです。 この小さな火種が大きくならないか、そのささやかな不安の芽を、小さいうちに誰かと共有したいのです。 ニコニコ話を聞いてくれる人がいると、安心するはずです。 目標に照らしたときに、今はまだ大きな問題ではないと確認できれば、大きな安心感が得られるはずです。 こう考えてみると、いかがですか。
「問題を解決しなければ」と考える男性脳から、「共感を示すだけでいい」という女性脳には一足飛びには行けない人も、「ニコニコ話を聞き、それでもブレずに目標に向かう」という指針は、男性脳としても目的が明確であり、とても取り組みやすい解決策なのではないでしょうか。 アルファポリスビジネスの関連記事 妻の愚痴に毎日付き合うのが苦痛です――愚痴問題を解決するカンタンな方法「お互いに期待しない夫婦」の方がなぜかうまくいく訳「よし、離婚しよう」と思う前に知ってほしい簡単な対処法
アルファポリスビジネス編集部