「愚痴は無駄だ」と言う人へ伝えたい“人生が変わる真実” 毎晩くり返される妻の愚痴、生産性を落としかねない社内の愚痴ぶにうんざりも、対応の仕方次第
これって、恐ろしい結果だと思いませんか。 3つのタイプとも、どの職場にもよくいるタイプだと思います。皆さんの職場にもいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし、実際に職場にいる腐ったリンゴの人は、1対1で話してみると、悪い人とは思えない場合がほとんどです。 とくに愚痴る人は、本人が「愚痴っている」という認識がない場合も多のです。 話を家庭に戻しますが、皆さんの奥様が、何気なく話している愚痴話。おそらく奥様方も、組織にいる愚痴っぽい人と同じように、「愚痴っている」という認識すらないはずです。
■愚痴を聞いているだけでも生産性が落ちる 奥様同士の会話を聞いたことがありますでしょうか? そこは、男性からすると、恐ろしく生々しい夫への不満・愚痴大会である場合があります。 自分の夫がいかに不完全な存在であり、至らない点があるのかをリアリティあふれる描写でこき下ろすことができます。 もしそれを聞いたなら、当事者である夫は強いショックを受けるか、怒りを感じるかもしれません。そんなに不満があるなら離婚したらどうか、と切り出す人もいそうです。
ですが、じつはそんな夫婦であっても、関係性が極めて良好で、そんな不満点など、まったく気にしていない、ということがありえるのです。 つまり、奥様からすると、愚痴や不満はほとんど呼吸をするかのように出てくるだけもの。だからこそ、問題解決に動いても意味がないのです。 そればかりか、愚痴が組織の生産性を40%も落としてしまったように、あなたの生産性も落としかねないのです。 ■何気ない奥様の愚痴 その最強の対処法とは
この腐ったリンゴの実験には続きがあります。この続きが、私がこの実験で最も感銘を受けた点で、家族というチームを作るうえで、1つの希望ともいえる結果を示しました。 腐ったリンゴをビジネスチームに送り込み、ほとんどの組織で生産性の大幅な下落が起こった実験でしたが、まったく生産性を落とさないチームが出てくることがわかりました。 どのタイプを送り込んでも、生産性が落ちない。そういった組織の共通点を調べると、ある人物が浮かび上がってきました。ある特徴をもった人がメンバーの中にいると、腐ったリンゴを送り込んでも、生産性が落ちないのです。